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Father to Son

2018年作品、シアオ・ヤーチュアン監督、Chung-Kun Huang Aria Wang Meng-Po Fu Kaiser Chuang出演。

60歳になるFan Pao-Te(Chung-Kun Huang)は、仕事場で倒れてしまう。 高いところの仕事中ふらついてしまったのだった。 病院で診断を受けると、すい臓の病気だという事がわかる。 おそらくそれは癌だった。
だいぶ進行しているのがわかるが、彼の生活態度は変わることは無かった。 親友と酒を飲み、普通にタバコを吸う。 しかし時折、ひどい吐き気が襲ってくる。 痛み止めの薬を欠かすことは出来ないのだった。
そして彼は、自分がいつ命が尽きるかわからないということで、息子のFan Ta-Chi ( Meng-Po Fu)同行で50年前に彼を捨てた父親を探しに日本に行くことを決心する。 日本にはまだ父のことを知っている人間がいるという事がわかっていた。
彼の父はどういう仕事をしていたのか? そのころ日本は経済発展の真っ最中で、父は工事現場で働いているということだったが、そこで初めて父の真実を知るのだった・・・

これは日本公開がまだ決まっていない作品です。
監督はシアオ・ヤーチュアン、「台北カフェ・ストーリー」 という作品を撮っていますが私は未見ですね。
主演はChung-Kun Huang、作品を見たことはなさそうです。
長谷川稀世という女優さんが、主人公の父を知る女性として出演しています。 重要な役ですね。

物語は、還暦を迎え多ところで、自分の病気が発覚、そしてどうやら手遅れのような感じですね。 始めは家族に隠していたPaoでしたが、周りは、特に息子のTa-Chiは父の旅に付き合うことになります。
しかし、父のことを気づかい、タバコを吸うのを止めますが、父はなかなか息子の言うことを聞きません。 そしてアサイケイコという女性から、Paoは父の事を聞くときは、さすがにタバコを吸ってしまい、はなれたところにいく息子のTa-Chi。

今作は、台湾作品でロッテルダム国際映画祭2018に出品されました。 なかなか見る機会のない作品かもしれませんが、父と息子、さらに祖父の過去を知るドラマになっていました。 地味な作品ですが、日本との関係も描かれているのは興味深いですね。

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還暦を迎えたPao

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しかし体の変調が

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しかし生活はそのまま

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しかし残された事件は少ない

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そして息子と日本に

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