anttiorbの映画、映像の世界

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リバー・ランズ・スルー・イット

1992年作品、ロバート・レッドフォード監督、ブラッド・ピット クレイグ・シェファー トム・スケリット ブレンダ・ブレッシン出演。

1910年代、モンタナ州ミズーラ。 ノーマンとポールの兄弟は、父親のマクレーン牧師(トム・スケリット)から、キリスト教長老派の教えと、釣りの技法を教えられる。 マクレーンは、釣りは神聖な行為だと息子達に説く。
幼い頃から、ノーマンとポールの性格は正反対である。 ノーマンは落ち着いており、文章を書くことを好むが、ポールは明るくいたずら好き。 マクレーンは、午前中は二人に勉強させるが、午後は自由時間としており、ノーマン達は、毎日、川へ釣りに出かけている。
第一次世界大戦後、各地で人手不足となり、16歳になったノーマン(クレイグ・シェイファー)は材木局で働き始め、ポール(ブラッド・ピット)はプールの監視員をしながら、毎夕、釣りをしている。
ある日、ノーマンとポールは、町の名声を得るため、友人達とボートで滝を下ろうと計画する。 激しい急流を前に友人達は怖気付くが、ノーマンとポールは二人で挑戦し、無事に滝を下る。 マクレーンは、帰宅した二人を叱り、盗んだボートを弁償するよう言い付ける。 ノーマンは父に何も言い返さずに従うが、ポールは自分が悪いと言ってノーマンを庇おうとする。
翌朝、何も気に留めていないポールがノーマンに悪戯をしたことがきっかけで、二人は人生で一回きりの兄弟喧嘩をする。 仲直りした二人は、いつものように釣りをする。
ポールは、類まれなる釣りの才能を開花させる。 ノーマンはダートマス大学の寮に入り、ほとんど帰省せずに6年間を過ごす。 学生生活の中で、ノーマンは人に教える楽しみを見出す。 ポールは、釣りを続けながら地元の大学に通い、卒業後はモンタナ州ヘレナの新聞社に入社する。
6年後、卒業したノーマンは、将来の目標をはっきりと定められないまま故郷へ戻り、複数の大学の教職に応募する。 ノーマンはヘレナの新聞社へ行ってポールに会い、再会を喜んだ二人は川へ釣りに出かける。 ノーマンは、6年の間にポールが芸術的な釣りのセンスを身につけていたことに気付く。 程なくして、ノーマンは、ポールが賭博に夢中になっていることを知る。
独立記念日の夜、町ではパーティーが催される。 ノーマンは、パーティー会場で見かけたジェシー(エミリー・ロイド)に一目惚れしてダンスに誘うが、曲が始まったところで花火が打ち上がり、ジェシーと離れ離れになる。 後日、ノーマンはジェシーに電話をかけ、週末のデートの約束を取り付ける。
デート当日、ノーマンはジェシーと共にレストランへ行き、インディアンの女性メイベル(ニコール・バーデット)を連れたポールと偶然会う。 メイベルは白人達からあからさまな差別を受けているが、ポールは気にせずメイベルを連れ歩いている。
4人は同じテーブルに着き、楽しいひと時を過ごす。 ノーマンはジェシーにダンスを申し込み、二人は初めて一緒に踊る。 デートの後、ノーマンは、美しい文章で綴ったラブレターをジェシーに送る・・・

20世紀初頭のある一家のお話です。
監督はロバート・レッドフォード、監督作品としては 「声をかくす人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9123576.html を記事にしています。
主演はクレイグ・シェファー、近作は2012年作品ですが 「バッド・アス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15737491.html となります。

物語は20世紀の始めに生まれた兄弟の物語。 父は牧師、そして小さいころからのびのびと育てられ、フライフィッシングを二人に教えていました。 時は流れ成長した二人はいつしか巣立って行きますが、堅実な兄と奔放な弟、そして人生もだんだん別れていきます。
あまり波風の少ない前半の展開ですが、だんだん弟の生活が明かされていくにしたがって、ちょっと不穏な感じになって行きます。 そして最後は悲しい別れが。
フライフィッシングがなかなか気持ちよく描かれている作品です。

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幼い二人に教える牧師の父

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成長した兄と

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そして3人はまた釣りに行く

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そして大物を釣るポール

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