anttiorbの映画、映像の世界

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シシリアン・ゴースト・ストーリー

2017年作品、ファビオ・グラッサドニア アントニオ・ピアッツァ監督、ユリア・イェドリコヴスカ ガエターノ・フェルナンデス ヴィンチェンツォ・アマート サビーネ・ティモテオ出演。

シチリアの小さな村で暮らす少女、ルナ(ユリア・イェドリコフスカ)。 ルナは同級生の少年、ジュゼッペ(ガエターノ・フェルナンデス)に片思いを抱いており、自身の気持ちを綴った手紙をジュゼッペに渡す。 しかし、ルナの母親(ザビーネ・ティモテオ)は、ジュゼッペの父親の仕事を理由に、ルナがジュゼッペに想いを寄せている事を良く思っていなかった。
そんなある日、ジュゼッペが行方不明になってしまう。 周囲の大人達は、失踪したジュゼッペの事に触れず、ルナがジュゼッペの両親を訪ねても父親に追い返されてしまう。 ルナは去り際に、ジュゼッペの母親が泣き叫んでいる声を聞く。
独自にジュゼッペの捜索を開始したルナは、髪を青く染め、ジュゼッペが行方不明になった事を知らせるチラシを作成し、街中に配りはじめる。 しかし、一向にジュゼッペに関する情報は得られず、ルナの行動を知った母親に嫌味を言われるようになり、焦りと苛立ちを募らせたルナは、クラスメイトとトラブルを起こすようになっていく。
一方、何者かに誘拐され、監禁されたジュゼッペは、恐怖心を紛らわす為に、ルナから受け取った手紙を読む。
ルナの想いを知り、ルナに会う事を懇願するようになったジュゼッペ。 ルナも、次第にジュゼッペの存在を感じるようになるが、それは悲しい物語の幕開けなのだった・・・

これは実話がベースのお話です。
監督は2人でまずファビオ・グラッサドニア、もう1作監督作品がありますが未見です。
もう一人がアントニオ・ピアッツァ、二人の共同作品は、前作と一緒のようですね。
主人公のルナ役はユリア・イェドリコヴスカ、ジュゼッペ役のガエターノ・フェルナンデスとともにこの作品で初めての出演で、この作品で選ばれたと言う感じです。

物語は、片思いのルナがジュゼッペを追いかけて、森の中に行くシーンから始まります。 ジュゼッペは彼女のことを好きなわけではありませんが、嫌いでもない。 遊び友達でクラスメートという間柄ですが、彼の事が好きなルナは、どんどん彼にのめりこんで行きます。 しかし、ある日突然ジュゼッペが消えてしまいます。
クラスのみんなも教師も、彼がいなくなった事に触れようとしません。 いたたまれず、彼の家に行きますが追い返されてしまうルナ。 しかし母親の泣き叫ぶ声を聞いて、尋常じゃない事が起こっている事を感じるルナでした。
そして彼女独自で捜す事にしますが、友達も親友の女の子しか協力してくれません。 有力な情報だと思っても、警察は聞き入れてもくれません。
一方のジュゼッペは誘拐されていて、目隠しをされ、どこに監禁されているのかもわからないんですね。 そして時間だけがどんどん経っていき、一向彼はいないままなんです。

今作は実際の誘拐事件を題材にした作品なんですね。 どうしてこの作品が 「~ゴースト・ストーリー」 なんでしょうか? あまりにも悲しいジュゼッペのラスト、この後ゴーストになってこの世を漂っていくからなんでしょうかね?

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彼を追って森の中に

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そして彼に夢中になっていく

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しかしジョゼッペは突然消えてしまう

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何か彼を感じるのだが

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彼の再会、しかしそれは夢なのか?

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