仕事や家事、育児、すべて完璧にこなしてきたマーロ(シャーリーズ・セロン)だったが、彼女にも悩みがあった。 それは長男のジョナ(アッシャー・マイルズ・フォーリカ)の問題だった。 彼には毎日体をブラッシングをしている。 大きな音に強烈な嫌悪感を示し、急に情緒が不安定になるジョナ。
学校はそんなジョナをもてあまし、専任のヘルパーをつけたらどうかとローリー校長(ガミーラ・ライト)に言われてしまう。
そしておなかには3人目がいる彼女、夫のドリュー(ロン・リヴィングストン)だけの稼ぎではとてもそんな余裕はないが、一応返事だけはして帰ってくマーロだった。
兄のクレイグは成功して、妻のエルサ(エライアン・タン)と子どもと裕福な暮らしをしていた。 そして妹のやつれように、夜だけのシッターを雇わないかというが、マーロは他人には預けることはできないとその提案を受け入れない。 一応、メモを渡すクレイグだったが。
3人目の子供が生まれ、人に頼ることができない彼女はさらに疲れ果ててしまう。 今まで以上に、忙しくなるマーロ、そしてとうとう校長から学校を転校してくれといわれてしまう。
そしてとうとう彼女はシッターが来ると言い出す。 そんな彼女のもとに、夜間ベビーシッターのタリー(マッケージ・デイヴィス)がやってくる。 初めはやはり抵抗があったマーロだったが、タリーは自由奔放ではあるが、仕事をきちんとこなす上に、マーロの悩みにも耳を傾け解決してくれる。 赤ん坊もすんなりなついてくれ、久しぶりにぐっすり眠れたマーロだった。
そんなタリーとの不思議な絆を深めるうちに本来の輝きを取り戻していくマーロ。 しかしタリーは必ず夜明け前に姿を消し、決して身の上を話そうとはしないのだった・・・
不思議な邦題、そして展開でした。
監督はジェイソン・ライトマン、いろんな作品に参加していますが、監督作品としては「とらわれて夏」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12092009.html ですね。
物語は、長男のことで神経をすり減らし、さらに3人目が生まれて切羽詰ったマーロのお話ですね。 裕福な兄に対する劣等感、しかし現実は日々迫ってくる、主婦としてはもういっぱいいっぱいなんですね。 夫は働いてはいますが、家の事は妻任せ、心配した兄の提案も受け入れようとはしません。
そしてとうとう彼女のところにナイトシッターのタリーがやってきます。 彼女が来た日、朝起きると、散かっていた家が綺麗に片付いていました。 もうタリーは帰った後なのか、もういないんですね。
そして彼女が来るとなぜか凄く落ち着くマーロ、そして彼女自身もだんだん生気を取戻してきます。 しかし彼女のプライベートは一切謎、話そうとしないんですね。
今作は、アメリカも日本もあまり代わらないのが庶民の生活だと感じます。 夜だけ来てくれるだけでも、シッターがいるといいですね。 それも心底気が休まる人間だとなおさらです。
しかしそんな存在は本当はいないんでしょうかね?
ふたりの子供
そして3人目がおなかに
そして無事生まれるが
夫は自分の時間が欲しくてたまらない
とうとう来たナイトシッター
彼女は赤ちゃんの扱いも慣れていた
しかし謎に包まれたタリーだった