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狂った野獣

1976年作品、中島貞夫監督、渡瀬恒彦 星野じゅん 川谷拓三 片桐竜次出演。

テストドライバーの速水(渡瀬恒彦)は、テスト中に事故を起こし会社をクビになってしまう。 数日後、速水は友人の女性ドライバーの岩崎美代子(星野じゅん)を誘い、大阪の宝石店を襲い数千万円相当の宝石強奪に成功、警察の追手をくらますために別々に逃亡した。
速水は宝石を持って府営バスに乗り込み、逃走は完全に成功したかのように思われた。 ところが、そのバスに、銀行強盗に失敗して警察に追われている谷村(川谷拓三)と桐野(片桐竜次)が乗り込み、バスを占拠してしまったのだ。
愕然とする速水、バスの運転手で心筋梗塞を患う宮本(中田慎一郎)、そして乗客たちは駆け出し女優の立花かおる(橘麻紀)、主婦の戸田政江(荒木雅子)、ホステスの小林ハルミ(中川三穂子)、大工の西勲(松本泰郎)、小学校教師の松原啓一(野口貴史)、その松原の教え子で彼と浮気を続ける河原文子(三浦徳子)、チンドン屋の極楽一郎(志賀勝)、良子(丸平峰子)、達たち、無職の老人・半田市次郎(野村鬼笑)、塾に通う小学生の加藤(細井伸悟)と田中(秋山克臣)、総勢13名である。
谷村、桐野は乗客を人質にしたため、恐怖を感じた乗客たちは徐々にエゴをむき出し、車内のパニック状態はエスカレートしていく。 やがて、速水は隙を見て脱出を試みるが、逆に宝石泥棒であることを見破られてしまう。
警察は各国道沿に非常線を張るが、バスは次々と非常線を突破し、その後をパトカー、白バイが追った。 一方、速水の乗ったバスがバスジャックされたと知った美代子も、オートバイでバスを追走した。
やがてバスの運転手の宮本は持病の心筋梗塞で倒れたため、速水が運転することになったが、緊張のために眼は徐々にかすんでいった…

壮絶なアクション、昔はこれくらいは日本でもできたんですね。
監督は中島貞男、記事にした作品はありませんが、昔はよく地上波でも放送され、見た作品が多いですね。
主演は渡瀬恒彦、主演作では 「ナイル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7830196.html を記事にしていますが、「時代屋の女房」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5689742.html 「セーラー服と機関銃」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13956444.html、邦画では欠かせない大俳優さんでしたね。

物語は、強盗を成功させ後は高飛びするだけだった男・速水でしたが、筋書きが狂ったのがバスジャックに遭遇してしまうんですね。 そしておとなしくしてようと思っていたんですが、この二人がへたくそで、どういう目的を持ってジャックしたのかがいまいち不明なんですね。
もうひとつ運の悪いことには運転手が心臓の持病があったこと、今なら絶対ありえませんが、当時は少々のことでは仕事をさせていたんでしょうか?
見ごたえはやはり彼自身が運転するバスのカーチェイスですね。 渡瀬恒彦伝説というのは、彼のスタントはほとんど自分でやっていたといわれています。 一番強かった伝説とあわせて、一目置かれていた存在だったということもあったようです。
これは凄いことですね。

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速水が乗ったバス

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しかしバスジャック犯が

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乗客が人質に

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そして運転手が倒れ、速水が運転を

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逃げ切れるのか?

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