世間では、謎の死に方をする人間が増えていた。 妖怪の仕業かもしれない。
女子高生の楓(北乃きい)は、妖怪・濡れ女(寺島しのぶ)によって手にウロコができる呪いをかけられた。 このままでは、全身にウロコができて死に至ってしまう。 そんな相談を受けた鬼太郎(ウエンツ瑛士)たちは、その呪いとはいったい何なのか?井戸仙人(笹野高史)のところに知恵を授かりに行く。
彼女を封印するためには、古の楽器を集めて “護人囃子の儀” を行わなければならないと知る鬼太郎たち。 早速、猫娘(田中麗奈)やねずみ男(大泉洋)、砂かけ婆(室井滋)と子なき爺(間寛平)らで楽器を探す鬼太郎だが、しかしその過程で千年前の濡れ女の悲劇を井戸仙人から聞かされる。
人間の海人(萩原聖人)に恋をした濡れ女は、人間となって夫婦関係に結ばれた。しかし、彼女が妖怪であると知った村人たちは、“鬼道衆” として二人の仲を引き裂き、濡れ女を封印したのだった。
そして、楓は “鬼道衆” の末裔であり、それゆえに封印を解かれた濡れ女から呪われたのであった。 自身の家系の行為を知った楓は、激しいショックを受ける。
さらに、人間でも妖怪族でもない “幽霊族” である鬼太郎も先祖は同じように、人間から滅ぼされたという事実をぬらりひょん(緒形拳)から聞かされる。 彼もまた衝撃を受けるが、それでも楓をはじめとする人間たちを妖怪の魔手から守りたいと考えた。
異国の妖怪である夜叉(ソ・ジソプ)から攻撃を受け、猫娘も倒れた。 鬼太郎チームは絶体絶命のピンチに、楓は自分を犠牲にして、ぬらりひょんの怨念ゾーンへと旅立つ。 そこで濡れ女と対面した楓は、人間のことも信じて欲しいと伝えるのだが・・・
1作目の高評価から製作された2作目、今作も基本キャストは一緒ですね。
監督も同じく本木克英。
物語は、謎の連続殺人事件、失踪事件が起こります。 そしてある少女に呪いがかけられるんですね。 どうやらそれはある妖怪の仕業であり、それは濡れ女だということがわかってきます。
強烈な力を持った彼女を封じることは、古の楽器を集めること、そして彼女を封じ込めることのために散らばった楽器集めに奔走する鬼太郎たち。 しかしその過程で濡れ女の悲しい過去がわかってきますし、鬼太郎という幽霊族の過去もわかってしまうんですね。
今作品は冒頭にあの鬼太郎の出生シーンがはいっています。 そして幽霊族の男の亡骸から、目玉おやじが出てくるシーンも。 貴重な映像化ですよね。
これを最後に鬼太郎の実写化は行われていません。 キャストを変更していつの日か作って欲しいですね。
彼女が訪ねてくる
呪いをかけられた楓
そして彼女のために古の楽器を