「君を誰よりも愛してる。 結婚してくれ」 日差しがまばゆいビーチの海でそう言って、愛しいカトリーナに婚約の指輪を差し出す。 カトリーナも突然のことに驚きを隠せず、感激の面持ちでミッチのプロポーズを受け入れる。
ミッチはプロポーズを記念した思い出に残るカクテルドリンクを頼みに、彼女の傍から離れ買い出しに出かけたが、ホテルのプールサイドにあったスタンドバーで、バーテンダーにドリンクをオーダーすると、突然、ビーチに紛れた漁師やバカンス客に変装した武装テロリストが浜辺にいた観光客に無差別乱射を開始する。
そして時間が経ち、最愛の人をテロ事件で亡くしたミッチは、テロリストに復讐に燃え、イスラム過激派へのコンタクトを模索していた。
テロリストに報復したい気持ちを抱くミッチはカトリーナを失ってからの生活は、アラビア語の習得し、格闘技や銃撃の鍛錬のみの生き方になっていた。 そんなミッチを重要人物として監視してきたCIAの情報機関。 なかでもテロ対策担当の女性幹部ケネディ(サナ・レイサン)は、彼をCIAのスパイに必要な人物だとスカウトをする。
ミッチはテロリストへの自分の抱く私怨ために、オファーを受け入れることにする。
やがて、バージニア州の人里離れた山奥の施設に向かったミッチは、極秘ミッション遂行チーム 「オライオン」 に加わり、元ネイビー・シールズで鬼教官スタン・ハーレー(マイケル・キートン)の指導下に入る。 過激なトレーニング・キャンプに身を投じたミッチは、日々昼夜問わず、対テロ戦を想定した様々なミッションの訓練で、並外れた潜在能力を発揮していく。
ミッチを同行させるように命令が下ったハーリーだが、ミッチの実力を認めながらも、彼の精神面を問題視して 「何があろうと個人的な感情は捨てろ」 と厳しく言い聞かせるのだった。
そして、トルコのイスタンブールに向かったハーリーとミッチだが…
復讐か? 国家への忠誠か? 難しい局面でしたね。
監督はマイケル・クエスタ、メジャー映画はこれが初のようですね。
主演はディラン・オブライエン、彼は 「メイズ・ランナー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%E1%A5%A4%A5%BA%A1%A6%A5%E9%A5%F3%A5%CA%A1%BC の主演ですよね。
そしてマイケル・キートン、「スパイダーマン:ホームカミング」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15087167.html では悪役。 そして 「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15069304.html では異色作の主演でした。
物語は、いきなり婚約者、それもプロポーズした直後に殺されてしまいます。 彼も撃たれ、そして数ヶ月がたちます。 髭が伸び、風貌も変わり、彼はアラビア語を駆使し、格闘技を習っています。 もちろん一目で復讐だとわかります。 そしてもちろんターゲットはあのテロの実行犯、そしてなんとCIAでも接触ができないテロリストに接触することが成功します。
もちろんCIAも彼をマークしていたので、テロリストを暗殺、その組織を壊滅させることに成功するんですね。 自分の手で殺すはずだったのが、CIAに殺されてしまった、これはこれでショックを受けますが、CIAは彼をスカウトすることにするんですね。
今作は、優しげな主人公が、恋人を殺されたことで、豹変するところが見所なんですが、実は髭をそってしまうとやさしい顔になってしまうんですね。 そのアタリがちょっと物足りなく感じるところですし、ラストはあんなもんではすまないと思うんですがね。