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Re:LIFE~リライフ~

2014年作品、マーク・ローレンス監督、ヒュー・グラント マリサ・トメイ ベラ・ヒースコート J・K・シモンズ出演。

脚本家のキース・マイケルズ(ヒュー・グラント)は、「間違いの楽園」 という作品で最優秀脚本賞に輝いたことが過去にあった。 しかしその作品以降、ヒットする脚本を書けないでいた。
そしていっこうに新作が出ず、信用はガタ落ちとなっていた。 賢い妻は10年前にキースと別れ、メガヒット連発の監督と1年前に再婚していた。 息子のアレックスは、スタンフォード大学の1年生。 妻が再婚して以来、キースは息子と連絡をとれないでいた。
新しい脚本を書き上げて、キースは会社に売り込みに行くが、どこも以前ヒットした作品のことばかりで、新しい脚本を買ってはくれない。 エージェントのエレン(キャロライン・アーロン)に何でも良いから仕事をくれと言うと、キースは遠く離れた大学の講師の仕事を紹介される。 そこで脚本について生徒たちに教えるということだった。
教師の仕事を負け犬と考えていて、キースは始めは断るのだったが、とうとう家の電気が切れて、電力会社からの電話がかかってくるまで困窮してくるキース。 仕事を選んでいる余裕はなく、キースは講師としての仕事を受けることにする。
到着して早々、キースは女子大生3人と目が合う。 つい時差ボケでボーとしていたと理由を話し、今度大学で教えることになったと説明する。 女子大生たちはキースだと気づいて喜ぶのだった。
翌朝、目を覚ましたキースは、ベッドの隣りに女子大生の一人、カレン(ベラ・ヒースコート)がいることに気づく。
今日はハロルド・ラーナー学科長(J・K・シモンズ)に会いに行く予定があり、キースは5時から懇親会があると学科長から聞く。 また、学科長は冊子の詰まった箱をキースに渡す。 この箱には、キースの講義を受けたい学生たちの脚本が入っていた。 全部で70人分あり、脚本を見て10人を選別しなければならない。
5時を過ぎてしまって、キースは懇親会に急いで向かうことに。 すると慌てて駆け寄ってくる一人の女性がいた。 彼女の名前はホリー(マリサ・トメイ)、見た目の年齢から、キースは彼女を教師だと思っていたが生徒だというのだ。
ホリーは締め切りを過ぎてしまった脚本を持ってきて、徹夜で頑張ったので、ぜひ見て欲しいと頼みこむ。 キースは受け取ることにして、懇親会に向かう。
つい懇親会で、キースは飲みすぎてしまう。 他の教授たちに紹介されるが、キースの酔いはかなり回っていた。 メアリー・ウェルドン教授(アリソン・ジャーニー)は、19世紀のジェーン・オースティンについて論文を書いて、保守的で堅物な人間だった。そしてつい軽はずみな批判 をしてしまい、まず彼女が敵になってしまう。 そして周りは凍りつくのだった。
懇親会が終わり、キースは受講者を決めることにするが、結局受講希望者の脚本を読まず、容姿で決めてしまう。 そして受講者は女性ばかりになってしまう。
にわか講師は前途多難だった…

ヒュー・グラントのラブコメですが、今作は売れない脚本家が生活がひっ迫をして臨時講師となるお話です。
監督はマーク・ローレンス、作品を見るのは初めてですね。
主演はこの手の軽い役、いやな奴をやらせたら、ぴったりのヒュー・グラント、「パディントン2」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15342722.html 「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14601348.html と、コンスタントに出演、最近はいろんな役をこなしています。
J・K・シモンズ、「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15338324.html でも上司役でした。

物語は一発屋の典型の脚本家の、生活のために脚本の講義を行う羽目になるお話でした。 いきなりオスカーを取ってしまったキースでしたが、その後は泣かず飛ばず、でも一回はアカデミー賞を取ったことで、知名度はあるんですね。

見てくれも悪くないことからつい煽てられて、真剣さが足りないのでしょうか?
そして負け組という教師の仕事という意識からか、同僚と上手くやろうなどという気も無く、生徒選びもいい加減、講義内容も推して知るべし、どうしようもないことになっていきますね。
しかしここでのいろんな生徒、そして同僚とのやり取りから、彼の中で何かが変わっていくんですね。 まあそうなって行かないと、本当にダメ人間ですが。 そして重要な役どころは、育児に、家事に、そして仕事に多忙なホリーの存在でした。
今作はちょっと彼のキャラに前半はちょっと呆れる展開のところが、退屈ささえ感じますが、それを超えたあたりからはテンポが変わっていきます。 そうしてみると、しっかり着地をしていく作品かもしれませんね。

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とうとう生活のため教師を

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しかしあまり真面目にはやらないキース

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しかし真面目なホリー

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働きながら、育児、学業に励んでいる

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そして大学の講師の生活が始っていく

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