マディー(ケイト・シーゲル)は人気のない森の中にある家で一人暮らしをしていた。ある日、友人のサラ(サマンサ・スローヤン)が本を返すためにマディーの家を訪れた。 その夜、サラは覆面をかぶった男に負われてマディーの家に逃げ込もうとした。 サラはマディーの家の扉を必死でノックしたが、聴力を失ったマディーにその音が届くことはなかった。 逃げ場を失ったサラは、男に刺し殺されてしまった。
サラの様子を見た男はマディーが聴力を失っているのではないかという直感を得る。 それなら容易く殺せるだろうと判断した男は、マディーを殺すべく行動を開始した。
マディーの家に忍び込んだ男は、彼女の携帯電話を使ってマディーの寝顔を撮影し、それをマディーのパソコンの背景画像とした。 自分が 忍び込んだことをマディーに知らせるためである。
マディーは自分が何者かに付けられていると知り、外出を極力控えるようになった。その様子を見た男は、マディーの家の送電線を切断し、自動車を使用不能な状態にした。 それを受けて、マディーは 「顔を見ていないのだから、貴方のことは誰にも言わない。 もうすぐ男友達がここに来る」 と紙に書き付けて、それをリップクリームでドアに貼り付けた。
それを見た男(ジョン・ギャラガー・Jr)は覆面を外し、「お前はもう俺の顔を知ってしまった」 と言うのだった。 さらには、サラの死体をマディーの寝室の窓に押しつけ、彼女を挑発した。 マディーはアラームを使って男の気をそらし、サラの死体から携帯電話を取り出そうとしたが、失敗に終わってしまった。
その後もマディ ーは脱出のためにあらゆる手段を試したが、悉く失敗してしまった。最後の手段として、彼女は屋根の上からの脱出を試みるが、それを見つけた男はクロスボウで足を撃ってきた。 揉み合いの末に男を屋根から突き落としたマディーは、クロスボウを奪うことにも成功した。
傷ついた足を引きずりながら自宅に引き返したマディーは、サラを探しているジョン(マイケル・トルッコ)に矢文を送ろうとした。 ジョンの姿を見た男は警察官の振りをしてごまかそうとしたが、ジョンは男が警察官ではないと見破った。 男の術策にはまったふりをして、ジョンは隙を突いて男を意志で殴り倒そうとしたが、マディーがジョンに危険を知らせるために大きな音を立てたことが仇になった。 音の方を向いてしまったが故に、ジョンは男に刺されてしまったのである。
出血で意識がもうろうとする中、ジョンは最後の力を振り絞って男を羽交い締めにした。 マディーの逃げ る時間を稼ぐためである。 しかし、足を怪我したマディーにその場から逃げることが出来るはずもなかった。
激しく動けば傷口が開く可能性もあった。何かうまい方法はないかと考えるマディーであったが、逃げることも隠れることもも出来ないと気がつくだけであった…
劇場公開はスルーされ、ネットフリックスの配信のこの作品、結構いいサバイバルホラーでした。
監督はマイク・フラナガン、前作が 「ソムニア -悪夢の少年-」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15265940.html で、なかなか面白かった。
主演はケイト・シーゲル、数本出演作がありますが、はじめて見る女優さんでした。
そして犯人役でジョン・ギャラガー・Jr、「10 クローバーフィールド・レーン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14228636.html でエメット役をしていました。
物語は、殺人鬼に襲われる、一切音が聞こえない女性マディーのお話ですね。 他人との会話は、あえば手話で行いますが、基本唇を読める彼女は、意思を受け取ることは容易にできるようです。
殺人鬼の男は、耳が聞こえない女性など、楽に殺せると思い、少し遊んでやろうと近づいてきます。 しかし頭の良い彼女は生き延びるために必死に抵抗を試みるんですね。途中サラの恋人のジョンが来たときは、とたんに警官の振りをしますが、ジョンも機転を利かし見破りますが、不幸にもマディーの取った行動が仇になってしまいます。
しかし始めに簡単に殺していればと殺人鬼も最後の思ったことでしょうね(^^)
聴覚を失っているマディー
そこに現れた覆面の殺人鬼
耳が聞えないなら簡単に殺せる?
狙われていることに少しずつ違和感を感じるマディー
そして顔を出す男
そして戦うことになる二人