anttiorbの映画、映像の世界

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ゆれる人魚

2016年作品、アグニェシュカ・スモチンスカ監督、キンガ・プレイス ミハリーナ・オルシャンスカ マルタ・マズレク ヤーコブ・ジェルシャル出演。

浜辺でギターを弾きながら、歌い遊ぶ二人の男性(アンジェイ・コノブカ、ヤーコブ・ジェリシャル)と一人の女性(キンガ・プレイス)の前の水面から、二人の女性が顔を出す。 彼女たちも怪しい歌詞の歌を繰り返し歌っていた。 彼女たちに最初に気づいたのは、女性のクリシアだったが、恐怖のあまり叫び声を上げてしまう。 そう彼女たちは人魚だったからだった。
人魚は人間を捕食する恐ろしい生き物、しかし彼女たちの歌声は、「決して食べたりはしない」 を連呼していた。
3人は、二人の人魚を連れて、魅惑的なナイトクラブに行き、そこで支配人(ジグムント・マラノヴィッチ)に紹介をする。 全裸になった二人は、姉をシルバー(マルタ・マズレク)、妹をゴールデン(ミハリーナ・オルシャンスカ)と言い、股を開かせると、そこには人間としてあるべきいくつかの穴がない。 そして下半身に水をかけると、大きな尻尾に変身をする。
びっくりするとともに、喜ぶ支配人、さっそく二人をストリップやライブ演奏を見世物として披露する大人の社交場にスカウトするのだった。 野性的な魅力を放つ2人は、得意な魅惑的な歌とダンスを披露すると、一夜にしてすぐにナイトクラブのスターになってしまう。
その後、人魚である姉シルバーは、バンド仲間のベーシストの青年ミーテク(ヤーコブ・ジェルシャル)の優しさから恋に落ちていく。 初めての恋に浮かれてしまうシルバーだったが、妹ゴールデンは人間に好意を寄せる妹を複雑な眼差しで見つめていた。 なぜなら彼女たち人魚にとっては、人間の男性は単なる “餌” でしかないからだった。
しかし人間の世界にも、人間でない物も紛れ込んでいた。 はじめから彼女たちの正体を見抜いていたのは、人間社会に溶け込み、角を失くしたトリトン(マルチン・コヴァルチク)は、ここにいるのはちょっとした遊びで、やがて帰っていくので、危ない行為は控えるよう忠告をする。
特に、シルバーの恋については一歩間違うと泡となってしまうという、危険性を説くのだったが。
やがて、ゴールデンと、シルバーはだんだん別の考えを持って行き、二人の関係が離れていくことになってしまう・・・

これはポーランド映画なんですね。何とも不思議な感じのミュージカル仕立てになっています。
監督はアグニェシュカ・スモチンスカ、長編デビュー作となるようですね。 ポーランドの女性監督です。
主演の二人はミハリーナ・オルシャンスカとマルタ・マズレク、半分のシーンがヌードですが、人魚なんで仕方がないですね。 二人とも今作で初めて見ます。
そして彼女の母代わりのような存在のクリシア役でキンガ・プレイス、「ソハの地下水道」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13505273.html で妻のヴェンダ役をしていました。
そしてシルバーと恋にいったんは落ちるミーテク役にヤーコブ・ジェルシャル、彼も私は初めて見ました。

物語は、人間の華やかな世界に憧れて陸に上がって来た二人の美しい人魚のお話です。 シルバーは、はじめからミーテクのことを見続けていました。 どうやら一目惚れなんでしょうね。 派手で、姉よりもきれいなゴールデンは、逆に人間の男を恋愛対象には見ていません。 華やかなナイトクラブで歌ってちやほやされるのに飽きてくると、人魚としての本能が出てきます。
酒やタバコを覚え、どんどん人間の世界に馴染んで行っているようで、二人の差がどんどん出てきます。 そしてシルバーはとうとう人間になる決断をするんですが。 これは悲劇であり、大変グロイシーンですね。
なんと言ってもこの作品がミュージカルになっていること、冒頭のタイトルシーンが漫画チックに作られているんですが、もうここからこの作品のある部分がわかります。獰猛で儚い人魚のお話、やはり陸に上がってはいけない存在なんですね。

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クラブミュージシャンの3人

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彼らが見つけた人魚の姉妹

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そして彼女たちに歌わせると人気者に

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クリシアが二人を従えステージに

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しかし彼女たちの本性は

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