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ウイスキーと2人の花嫁

2016年作品、ギリーズ・マッキノン監督、グレゴール・フィッシャー ナオミ・バトリック エリー・ケンドリック エディ・イザード出演。

第二次世界大戦中のスコットランド、トディー島。 酒場に集まった初老の男たち、酒場のマスターがこれが最後だと言って各人にウィスキーを注ぐ。 その中の一人はウィスキーがないと生きていけないと倒れてしまった。
戦況悪化のためウイスキーの配給が止まり、島民たちは完全に無気力に陥っていた。 そんな中、島の郵便局長ジョセフ(グレゴール・フィッシャー)の長女ペギー(ナオミ・バトリック)と次女カトリーナ(エリー・ケンドリック)はそれぞれの恋人との結婚を望むが、「ウイスキー無しじゃ結婚はムリ!」 と周囲に猛反対され、そして結婚式もあげれる状態ではなかった。
ワインは多少あるが、島民はウィスキーに拘り、島はどんどんすたれて行ってしまう。 そんな中、一番元気だったのは、ワゲット大尉(エディ・イザード)で、島民から構成されている民間兵の訓練に励んでいる。 この島にナチスがやって来た時に交戦できるようひとり張り切っているだけでなく、島の治安も一人で見ているがごとくの態度だったが、明らかに浮いた存在だった。
そんな時本土から、オッド軍曹(ショーン・ビガースタッフ)が上陸してくる。 彼はペギーの婚約者だった。 そして柔軟な考えを持っていて、ワゲットと島民の間の緩衝的な役目をはたしてくれるのだった。
ある日、島の近くで、船が座礁してしまう。 乗組員は、一時トディー島に避難をするが、島民は一大事という事で救援に向かう。 乗組員は全員脱出に成功するが、これはアメリカへの輸出船で、なんと輸出用に大量のウイスキーを積んだ貨物船という事がわかるのだった。
今にも沈没寸前の船内に、5万ケースものウイスキーが積まれていることを知った島民たちは、禁制品のウイスキーを秘かに救出しようとするが、残念なことにその日は日曜日で、一切の仕事をしてはならず、大人しくしないといけない安息日だった。
そこは厳格なマカリスター牧師(ジェームズ・コスモ)が目を光らせていて、もちろん彼自身も我慢を強いているのだったが。
しかし冬眠は、深夜、日付が変わった瞬間船を繰り出し、沈没船からケースを次々と運び出す。 しかしワゲットはこれに目をつけていたのだった…

何とものどかなこの作品、本島では大きな戦争が行われている気配など全くないようなお話です(^^)
監督はギリーズ・マッキノン、作品を見るのは初めての監督です。
主演はグレゴール・フィッシャー、私が見た作品は、「ラブ・アクチュアリー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10833775.html です。
そしてワゲット役にエディ・イザード、「Gガール 破壊的な彼女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13771494.html でも悪役でした。

物語はウィスキーが尽きてしまい、意気消沈した島民が、奇跡のような貨物船の座礁から、ウイスキー奪取作戦、そして監視員からの追及を逃れようと一致団結するお話です。
そして今作は、父と娘の物語でもあるんですね。
妻を亡くし、二人の娘と3人暮らしのジョセフ、彼は郵便局長なんですが、郵便局は電話の交換もしているんですね。 電話は全部ここを経由して繋がっていく、娘たちが交換手をしています。 もちろん島民は知っていますし、だから彼は信頼が厚いんですね。
しかし次女の相手が凄いマザコンなんです。 厳格な母親が結婚に猛反対、結婚がこのままではできないことから、何とかウイスキーの力を借りて、母親と戦いたいのですが、肝心のウイスキーが無くなってしまいました。
島民の思惑はある人物以外一致しています。 そう、それに反対しているのがくそまじめはワゲットと、もう一人はアンガスの母という事になりますか。 この作品、輸出船が座礁してからがぜん面白くなってきます。 そしてなんと美味しそうにウイスキーを飲むことか(^^)
焼酎ばっかりの私ですが、たまにはウイスキーを飲もうかな?

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島からウィスキーがなくなってしまった

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そこに沈没船が

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島民は船からウイスキーを運び出す

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そして各自自分の分け前を

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それをワゲットが本島に知らせ調べに来る

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