anttiorbの映画、映像の世界

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樹木希林の居酒屋ばぁば

2017年作品、東海テレビ製作、ディレクター:伏原健之。

女優・樹木希林(74)と主婦・津端英子さん(89)が居酒屋で女子会をする。 きっかけは、ドキュメンタリー 「人生フルーツ」。 番組の主人公の津端修一さんの妻として番組に登場した英子さんは、修一さんが亡くなってから、なぜか「居酒屋へ行ってみたい」と言い出すのだった。
そんな話を聞いた希林さんが、名古屋の行きつけの居酒屋に英子さんをご招待する。 74歳と89歳がほろ酔い気分で語り合う。 
その一か月後、趣味は 「物件めぐり」 だという希林さんが、愛知県春日井市の英子さんのお宅を訪問する。 今度は英子さん手作りのお菓子をいただきながら、再びばぁばの女子トークは大盛り上がり! 夫のこと、孫のこと、食べ物や病気の話などなど。
人生の大先輩、2人のばぁばが本音で語り尽くす・・・

「人生フルーツ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15213602.html という作品の、紹介作品のようなドキュメンタリーです。
映画でナレーションをしていた女優の樹木希林さんが、主演というか津端英子さんを居酒屋に招いてお話をする展開、そして映画のカットだとか、これから一人であの家でどういった生活をしていくのかを聞く展開になって行きます。
しかしご主人が亡くなられてからも、英子さんはお元気ですね。 スーツを着て、おしゃれをして出て来る姿は、実際の体力的な年齢は20歳くらい若いような感じです。
英子さんは今までの人生を振り返り、今は亡き夫の修一さんに感謝を言っていました。 これはわざとらしくない、夫婦の姿そのものの言葉でした。 さらにこの後どう生きていくのかと聞かれた時に、自分の人生はもうやるべきことはすべて終わった。あとは人のために生きていく、というんですね。
一切の欲なんて無くなり、人というか、自分の周りと溶け合って生きていくと、私は解釈をしましたが。 欲望が強くなると、他との軋轢が出て来る。 それも人生というか、人間をある意味鍛えることでもありますが、もうそうする必要もない英子さん。 関わり合う事、人と協調して生きていく、そんな余生なのかもしれませんね。
そして樹木希林さんの、今の生き方も語られます。 “全身癌” という事を明かした樹木希林さん、しかしまだまだ元気に見え、仕事だって精力的にこなしているように見える。
彼女も、もうただただ、抗うことなくいかに楽しく仕事をしていくか、いかに毎日楽しく生きれるかが、人生を伸ばしていく、そんなふうにも取れましたが。 ある意味こういう生き方も良いですね。

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英子さんが居酒屋に行きたいと言い出し

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彼女がご招待

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そして今度は英子さんのおうちに

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ばぁば二人の味わい深いトークが聞ける

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