郡の判事である黒人女性の孫娘が誘拐され、その後殺害されるという事件が発生した。 恐ろしいことに、その犯人は11歳の女の子2人・ロニー・フラー(エヴァ・グレース・ケルナー)とアリス・マニング(ダニエル・マクドナルド)であった。
アリスは 「赤ん坊を殺したのはロニーであって、私ははめられただけです」 と主張したが、その主張は退けられることになった。 不思議なことに、アリスの母親であるヘレン(ダイアン・レイン)は娘を必死で庇う素振りを見せることがなかった。
ロニーは町のベーグル販売店で働き始めたが、アリスはあてもなく町をぶらぶらしていた。 アリスはリアリティ番組に出演してスターダムにのし上がりたいという野心を抱いており、司法制度の被害者としての自分をアピールするためのスピーチを練習していた。
ヘレンは小学校の教員をしており、娘との関係はギクシャクしていた。 ヘレンはアリスが太っていることや母親である自分と同じ価値観に全く共感していないことを不満に思っていた。
2人の出所から2週間後、地元の家具屋でブリタニーという名前の女の子が行方不明になるという事件が発生した。 ブリタニーもまた白人と黒人の夫婦の間に生まれた子供であったことから、人々は7年前に発生した誘拐殺人事件を想起した。
事件を担当することになった刑事の中には、7年前の事件の捜査に参加したナンシー・ポーター刑事(エリザベス・バンクス)の姿があった。 ポーターはあの事件のことが未だに脳裏から離れずにいた。 ポーターはロニーとアリスに事情聴取を 行ったが、前者は怯えるばかりで会話が成立せず、後者は 「7年前と同様、ロニーがやったに違いない」 と強く主張してきた。 ヘレンにも事情聴取が行われたが、彼女はポーターに対する敵意を剥き出しにした。
ポーターの直観通り、7年前の事件と今回の事件の間には密接な関係があった。 しかし、そこには彼女が予想していた以上に陰惨な真実が隠されていた・・・
これはキャストもしっかりしているんですが、なぜか日本公開さされなかった作品ですね。
監督はエイミー・バーグ、初めて作品を見る監督です。
さらにダコタ・ファニング、私が見た作品では 「17歳のエンディングノート 」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9524390.html そして幼い頃の作品では 「コール」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9591782.html を見ています。
物語はロニーとアリスの幼少期のある悲しい出来事から始まります。 アリスはちょっと体格のいい女の子、そして彼女は行きたくない友達の誕生会にロニーと一緒に行くことになっているんですね。 ロニーもあまり社交的ではなく、案の定浮いてしまい、相手のお母さんから追い出されてしまいます。
その帰り道ある事件を起こしてしまうんですね。 そして二人はなんと、逮捕され、7年間鑑別所に入れられてしまいます。
ロニーは出所後、何とかアルバイトを見つけますが、アリスは働くという気はなく、母親から言われて、ただ当ても無く散歩をするだけなんですね。
そこに起こった養女行方不明事件、7年前に解決した女性刑事、当時はただの捜査官でしたが、今はその時の功績で刑事に昇進したんですが、彼女が二人をマークし始めます。
この作品、なかなか真実が見えづらい作品ですね。 ロニー、アリス、そしてアリスの母ヘレン、それぞれの言っていることが微妙に違いますし、真実を語っているのが誰なのかがなかなか見えてこないんですね。
ダイアン・レインが、ちょっと変わった役をしていて、悪女なのは彼女かもしれませんね。(未公開18)