萩原バスのツアー添乗員・小宮昇(遠藤章造)は失敗ばかり繰り返し、上司の八巻(藤重政孝)からクビを言い渡されてしまう。 しかし、小宮に好意を持つ同僚の岡田花子(黒沢かずこ)の一言で、小宮に最後のチャンスが舞い込む。 それは、乗っ取られたバスから乗客全員が脱出するというミステリーツアーの企画だった。 以前、バスジャック犯に間違われた小宮が、バスジャック犯役を任されることになるが。
トイレでしっかり練習をする小宮だったが、そこにやくざ風の男(小沢仁志)が。 その直後におかしな男(ジミー大西)が彼に話しかけてくる。
人相が悪い男を捜しているようで、さっきのやくざ風の男を指す小宮だった。 その直後に二人のチンピラ風の男たち(仁科貴、宮下雄也 )が話しかけてくるが、小宮は仕込みのバイトと思い込む。
しかし添乗員は小宮の知らない男:西山(菅裕輔 )だった。
続々とバスに、ちょっと変わった人間が乗り込んでくる。
しかしそもそも今回のバスツアー、“萩原バス” と同じ場所に “荻原バス” のバスがいたのだった。 そしてこっちもミステリーツアーを組んでいたのだった・・・
前作の 「バスジャック」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15280668.html から3年後、小宮のその後を描いたお話です。
監督は変わって藤原健一、見ているようで初鑑賞の監督でした。
主演は前作に引き続き遠藤章造です。
物語は、もう一度人生をやり直そうとした小宮が就職したのは、あの時に縁のできたバスという事で、バスの添乗員となるんですね。 しかし、そう簡単には人生は変わりません。 彼は失態を繰り返し、とうとう首をほのめかされてしまいますが、最後にもう一度チャンスをと上司に進言したのが同僚の花子でした。
黒沢かずこが演じていますが、森三中で唯一の独身の彼女は、こういう乙女の役が結構似合うんですよね。
そして彼の最後のチャンスという事で、ミステリーツアーを仕掛けます。テーマは 「バスジャック」、今回は本当の犯人を演じるという、過去の経験を生かした題材に向かうんですね。
こういう行先不明で、なにが起こるかわからないバスツアーのようなものは、あるようですね。 むかし行き先がお客に明かされない列車の旅は聞きましたが、バスでもあるんですかね? 携帯を没収するところはリアルでした。
しかし、今回のバスには再びいろんな輩が乗り込んできます。 はたして彼の企画は成功するのか? オチは最初から読めるところが難点ですが(^^)
追伸、この映画は7月公開で、早くも有料チャンネルに入ってきました。 初日舞台あいさつが、ガラガラだと言われた今作、できはそう悪くもないですが、前作を見ていないとね。
首を宣告されてしまうが、花子の懸命の懇願で
ミステリーツアーを企画
乗り込む前に謎の二人が
そしてゴール地点で待ち、携帯でやり取りをする二人
順調にいっている感じだったが
だんだんと盛り上がる