腕のいい盗みのプロ、コーキー(ジーナ・ガーション)は5年間の刑期を終えて出所した。 彼女はマフィアのビアンキーニから、彼の所有するシカゴのアパートの内装と配管工事を任された。 隣の部屋には、組織のマネーロンダリング担当のシーザー(ジョー・パントリアーノ)とその情婦ヴァイオレット(ジェニファー・ティリー)が住んでいた。
妖艶なヴァイオレットは中性的なコーキーにひと目惚れして誘いをかけ、2人はその夜、激しく求め会う。 数日後、シーザーの部屋では組織の会計士シェリー(バリー・キヴェル)が200万ドルを横 領したのが発覚 し、ボスの息子ジョニー(クリストファー・メローニ)らの拷問を受けていた。
シェリーとも密かに関係を続けていたヴァイオレットはコーキーに、その金を奪って逃げようと持ちかける。 彼女を愛し始めていたコーキーだったが、相手がマフィアのマルゾーニ一家であることと、かつて相棒に裏切られた苦い経験から躊躇する。
当日、打ち合わせどおりにヴァイオレットはジーノの好きな酒瓶をわざと落とし、代えを買いにいくと言って部屋を出た。 その隙に忍び込んだコーキーは金の入ったトランクをこじ開け、中身を新聞紙とすり替えた。 そこへ戻ってきたヴァイオレットは下でジョニーを見たと嘘を言い、不安に駆られたシーザーは 金が盗まれたことを知り、それがジョニーの仕業だと確信した。
だが、ボスの息子には手出しできないから逃亡するはずと読んでいたコーキーらの予想に反しシーザーは意外な行動に出るのだった…
ウォシャウスキー姉妹といえば、「マトリックス」 シリーズが超有名ですが、「クラウド アトラス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11029566.html も、トム・ティクヴァと共同監督をしてます。 今作はそんな姉妹(元兄弟)の監督第1作です。
主演はジェニファー・ティリーとジーナ・ガーションの二人の女性ですね。 ジェニファー・テイリーは多くの出演作がありますが、記事にしたのは 「チャイルド・プレイ/チャッキーの種」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13101864.html と 「チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13099205.html とあと1本。
一方のジーナ・ガーションは、「キラー・スナイパー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13525299.html という作品を記事にしていますが、今作の彼女はかっこいいですが、2011年のあの作品はだいぶ感じが違いました。
物語は、同性愛関係になった二人が、危ない仕事をしているヴァイオレットの情夫から大金をくすねてしまおうというお話。 この情夫のシーザーは意外にしぶとい男なんですね。ジーノに対して尻尾を巻いて逃げるかと思えば差にあらず、何とかかわしてしまおうとたくらんだことから二人の計画が狂って行くんですね。 しかしヴァイオレットと、コーキーの関係がなかなかわからないので、真相にたどり着けないんですね。
途中までは上手く行きそうなところから、最後どうなっていくのかが、なかなか見せ場のアクション作品でした。
ヴァイオレット
そして出所してきたコーキー
二人は彼の金に目をつける
そして実行
仰天するシーザーだったが