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ハクソー・リッジ


アメリカ・ヴァージニア州の緑豊かな町で生まれ育ったデズモンド・ドス(ダーシー・ブルース)は、元気に野山を駆け回る少年だったが、家族に問題を抱えていた。 父親のトム(ヒューゴ・ウィーヴィング)は、兵士として戦った第一次世界大戦で心に傷を負い、酒に溺れ、母・バーサ(レイチェル・グリフィス)との喧嘩が絶えない日々を送っていた。
そんな父の姿の影響か、弟のハル(ローマン・グリエロ)との喧嘩が絶えないが、ある日彼は弟を角材で殴ってしまい、弟は意識を失ってしまう。 さすがに両親は飛んできたが、その時彼は幼心に、“汝、殺すことなかれ” という教えが心に刻み込まれるのだった。
そしてとうとう第二次世界大戦がはじまり、弟のハル(ナサニエル・バゾリック)も、近所の若い青年も続々と出征していく。 父は弟の出征をひどく反対をしていたが、ハルはそんな家族の引き留めを振り切り行ってしまう。
そんな中、デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は、ある女性に惹かれてしまう。 看護師のドロシー・シュッテ(テリーサ・パーマー)で、デズモンドは恋に突っ走りいつしか二人は恋に落ちるのだった。
しかし第2次世界大戦が激化する中、なんとデズモンドは陸軍への志願を決める。先の大戦で心に深い傷を負った父からはやはり猛反対され、恋人のドロシーは別れを悲しむが、デズモンドの決意は固かった。 彼は衛生兵としての参加志願だったのだ。
だが、訓練初日から、デズモンドのその “主張” が部隊を揺るがす。 衛生兵として人を救いたいと願うデズモンドは、「生涯、武器には触らない」 と固く心に誓っていたのだ。 上官と仲間の兵士たちから責められても、デズモンドは頑として銃をとらない 。とうとう軍法会議にかけられるが、思いがけない助けを得て、主張を認められたデズモンドは激戦地の〈ハクソー・リッジ〉へ赴くのだった…

ハクソー・リッジ” と名付けられた地とはどこなのか? まずこれが事前にはまったくわかりませんでした。 ヨーロッパのどこかかな? なんて思っていましたがさにあらず、これは沖縄の浦添城址の南東にある 「前田高地」 と呼ばれた日本軍陣地という事でした。
北側が急峻な崖地となっており、日米両軍の激戦地となったことから、米軍がこの崖につけた呼称(Hacksaw=弓鋸)であるという事です。
こう名付けられたのは、それだけ落とすのに苦労をしたという事でしょう。 何度もアタックしますが、犠牲を出すばかり、超難関であり、逆に日本軍も死守していたという事でしょうね。
監督はメル・ギブソン、監督としての手腕が高いと言われていますが、私は「アポカリプト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2541674.html しか見ていなく、俳優メル・ギブソンのイメージがまだまだ強いですね。 でも俳優仲間からの評価は高いみたいですね。
主演はアンドリュー・ガーフィールド、彼のイメージは途中で打ち切られた 「アメイジングスパイダーマン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%A2%A5%E1%A5%A4%A5%B8%A5%F3%A5%B0%A1%A6%A5%B9%A5%D1%A5%A4%A5%C0%A1%BC%A5%DE%A5%F3&sk=0 が着いてしまっていますが、「ソーシャル・ネットワーク」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11739084.html 「ドリーム ホーム 99%を操る男たち」 そして「沈黙 サイレンス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14698831.html で主演をしていましたね。 独特な風貌なんで、俳優としてこれからでしょうね。
ヒロイン役はテリーサ・パーマー、「ライト/オフ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14394741.html 「X-ミッション」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13928601.html にそれぞれ出演、良い役をいつももらっていますね。
物語はこの後、怒涛の戦争シーンになって行きます。 とにかく沖縄戦の壮絶さをここまで描くのは、メル・ギブソン監督ならではなんでしょうね。 しかしよくある、日本人残虐描写というのではなく、あくまでも淡々と “戦争とはこういうもんだ” をしっかり描いている感じでした。
出征する時に、トムが 「戦争とは人を殺しに行くことだ」 というシーンがありましたが、戦えば両者ともお国のため、やられる前にやる、という事になってしまい、それがイコール命のやり取りになって行きます。 そうなれば必死の形相になるのは当たり前、それを忠実に再現しているんですね。
ただ、事前の予告編、CMとかで、沖縄戦というのを全く言わなかったのがちょっと疑問に感じました。 日本公開という事で気を使ったのか? そもそも日本公開がよくなされたなあといったところなのかもしれません。
壮絶な戦いの中に、こういうデズモンドのような兵士の存在がいたこと自体、貴重で尊いものだったかもしれませんね。

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一目ぼれしたドロシー

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彼女に会いに輸血に行く

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そして二人は恋に落ちるが

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デズモンドは衛生兵志願で出征、だが・・・

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除隊の危機を逃れ戦地へ、そこは地獄の戦地だった

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