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殺人の告白

2012年作品、チョン・ビョンギル監督、パク・シフ主演。

いつもの飲み屋でつぶれている刑事班長のジェヨン(チョ・ジェヨン)。 そこへ何者かが窓を割ってとびかかって来た。 咄嗟にその男を捕まえようとするが、男は身が軽く、交わされて逃げられてしまう。 そして男は飲み屋の女将を人質にとり、喉を切った。
外へ飛び出した男を必死で追うジェヨンだったが、結局犯人を捕まえることは出来なかった。 呆然としているとそこに男が現れた。 「変な動きをすると母親を殺す」 と刑事を脅す男に、必死で抵抗するジェヨンは男に刃物で口の横を切られてしまう。 そして男は去っていった。 男は連続殺人事件の犯人だった。
女性ばかり狙う卑劣な男で、最後の被害者の女性は未だ遺体が見つからず行方不明のままだった。 何としても逮捕したいと躍起になっているジェヨンだったが、難しかった。
15年後、ジェヨンの必死の捜査の甲斐もなく、あの連続殺人事件は未解決のまま犯人の時効は成立してしまう。
しかしそんな矢先、最初の被害者の息子で元プロボクサーだったチョン・ヒョンシク(リュ・ジェスン)が飛び降り自殺を図ってしまう。 ジェヨンは彼を弟のように可愛がり励ましてきた。 このことで、悲しみにくれるジェヨンだった。
それからさらに2年後。 突然自分が真犯人であると名乗りを上げた人物がいる。 それはイ・ドゥソク(パク・シフ)という不敵な笑みを浮かべる男だった。
彼は事件のことを本にし、その本はたちまちベストセラーになる。 本の中には犯人しか知りえぬ細かい部分が書かれており、彼が真犯人であることは間違いなさそうであった。
ドゥソクの容姿はアイドル並みに良く、女性のファンがでるほどだった。 
対面し、挑発されたジェヨンは怒りの感情を隠せない。 いったいこの男が真犯人なのか?…

公開されている 「22年目の告白 -私が殺人犯です-」 は、この韓国作品のリメイクですね。 さてどこまで同じなのか? それは楽しみですが(^^)
今作では藤原君役がパク・シフが演じるイ・ドゥソクになっていて、伊藤英明演じる刑事がチョ・ジェヨン演じるジェヨンですね。 
また作品中には、この連続殺人犯に殺された遺族の集団がいます。 名乗り上げたドゥソクを突け狙う、いわばかたき討ちの集団、これがけっこう手強く、警備の盲点をついて、襲いかかってきます。
この作品、おもしろいのは名乗り上げた犯人がハンサムで、そしてすぐに著書がベストセラーになるんですね。 女性ファンが付き始め、ドゥソクはその売り上げを遺族に寄付すると言い始めます。 本当に罪滅ぼしをしようとしているのか? 彼の表情からは、全く真意が読み取れない不気味さがあるんですね。
そのあたりが新作の邦画では藤原達也君がどう演じているのか、注目されますね。
前もって原作を見てしまってネタバレしてしまったのか? それとも日本リメイクならではの展開があるのか? 
それはそれで楽しみですが、秋には逆パターンで、「鍵泥棒のメソッド」 の韓国版 「LUCK-KEY ラッキー」 が公開されますね(^^)

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私が殺人犯です、唐突に彼は現れた

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17年前、あと一歩のところで逃がし怪我を負った刑事・ジュヨン

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そして警察にまで来るドゥソク

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そして彼が襲われる

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それは彼に殺された遺族たちだった

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