anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ

2016年作品、ガブリエーレ・マイネッティ監督、クラウディオ・サンタマリア、ルカ・マリネッリ、アントニア・トルッポ出演。

テロの脅威に晒される荒廃したローマ。 無愛想で一匹狼のチンピラ、エンツォ(クラウディオ・サンタマリア)は、警察に追われていた。 川沿いに逃げ込んだ彼は、近くに止っていた船に隠れるが、挟み撃ちにされ、思い余って川に入り何とか警察をやり過ごせた。
しかし這い上がろうとして川に沈んでいたドラム缶に足をかけたとき、その中に入り込んでしまう。 必死に這い上がった彼は、その中に入っていた液体にどっぷりつかってしまい、這い上がったときは吐き気が襲い、口からは黒い液体が出てきた。
アパートに帰っても吐き気が止らず、ベッドにもぐりこんで苦しんでいたが、いつしか眠ってしまう。
起きた時は気分の悪さも終わり、好物のヨーグルトを食べ、セルジョ(ステファノ・アンブロジ)のところにいく。 金に困ると仕事をくれて小銭を稼がせてくれるセルジョは娘との二人暮らし。 アレッシア(イレニア・パストレッリ)という娘は、ちょっと変わっていて、いつも空想の中で生きている。
セルジョとエンツォは車で黒人の二人を拾い廃ビルに向かう。 しかし片方の男が苦しみ出し死んでしまう。 もう一方の男は怖くなりわめき始めるが、セルジョは煩がって殺そうとする。 二人は体の中にドラッグを入れた運び屋だった。 しかし男は一瞬の隙を突き、セイジョから銃を奪いセルジョを殺し、エンツォも撃ち彼は8階から落下してしまう。
しかしエンツォは起き上がり、走ってアパートに帰るのだった。 肩を撃たれたが、しばらくして治ってしまう。 そして彼はものすごい力を得たことがわかり、超人的なパワーがあることを知るのだった。 彼がしたことは、フードをかぶり顔を隠して、現金支払機を壊して持っていくことだった。
父親が帰ってこないことを心配したアレッシアが彼を訪ねてくる。 本当のことを言えないエンツォは彼女をごまかすが、このあと彼女を見過ごせなくなっていく。
そしてこの仕事を依頼した闇の組織のリーダー・ジンガロ(ルカ・マリネッリ)の魔の手が伸びてくる・・・

鋼鉄ジーグ」 というのは、今から40年前の放送されたロボットアニメですね。 私は見ていませんでしたが、永井豪原作の漫画で、アニメの方が人気があったと思います。
監督はガブリエーレ・マイネッティ、長編は初監督のようですね。 主演のエンツォ役はクラウディオ・サンタマリア、「007 カジノ・ロワイヤル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8041418.html  に出演歴がありますが、ほとんど初めて見る俳優さんですね。 またアレッシア役のイレニア・パストレッリ。ジンガロ役のルカ・マリネッリもほぼ初めてです。
物語はこのあと、とんでもないパワーを獲得した彼をジーグと呼び始めるのがアレッシアなんですよね。 彼女はどうして40年前のアニメをしているのか? そう彼女は空想の中に生きている娘であり、彼女は母親を亡くしたあとそうなってしまい、「鋼鉄ジーグ」 のDVDを見るのが大好きなんですよね。
でもロボットアニメとスーパーヒーローを違うんじゃないか? と思うんですが(^^)
そしてあの川に埋まっていたドラム缶には何が入っていたのか? それは危ないマークがついていました。 普通なら死んでしまうところ、なぜか彼には馴染んでしまうんですね。
でもこれは発想力の作品ですね。 超人となった彼の相手は誰なのか? そこは見所でしたが。

イメージ 1
残されたアレッシアとDVDを見るエンツォ

イメージ 2
彼女を観覧車に乗せ、力で回してしまう

イメージ 3
しかし本当のことを言うときが来る

イメージ 4
そして世間を騒がせる野望を持ったジンガロ

イメージ 5
そして彼の上部団体、テロ集団だった

イメージ 6