anttiorbの映画、映像の世界

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ロスト・フロア

2013年作品、パチ・アメスクア監督、リカルド・ダリン、ベレン・ルエダ出演。

セバスチャン(リカルド・ダリン)は、妻のデリア(ベレン・ルエダ)とその子供・ルカ(アベル・ドルツ)、ルナ(チャロ・ドルツ)の4人家族。 しかしデリアからはある書類にサインすることを迫られていた。 セバスチャンはそれをずっと渋っていた。
父に懐いていた二人は、学校への見送りの際、アパートの階下まで階段とエレベーターでどちらが先に着くかで競争することにした。 しかし騒がしいことを辞めるよう妻に言われているセバスチャンは初めはダメだと言い聞かせるが、ルナが 「ママの秘密を教えてあげるから」 と言い出し、仕方なく競争をすることになる。 エレベーターに乗り込むと、髭面の男が乗ってきた。 セバスチャンはこの男があまり好きではなかった。
その時、セバスチャンに 「あんたのせいだ、アルベルト」 とメールが届く。 そして、階下に着いたセバスチャンだが子供達がどこをさがしても見つからない。 管理人に子供たちが通らなかったかと聞くが、彼は見ていないと言う。
慌て探すセバスチャンに弁護予定の仕事の催促の電話がなる。 もちろん部屋に戻っていない。 何かあったのかもしれないと思い、管理人は3階に警視のロサレス(オズバルド・サントロ)がいるので、相談してみたらと言い一緒に来てくれるが、彼はセバスチャンと折り合いが悪く、学校に行ったんではと冷たく知らないと言われてしまう。
さらに妻からも連絡が入り、子供たちが消えたことを話すが、妻は書類のことで嫌がらせをしていると誤解をする。 実は妻は父の介護でスペインに行くことになっていた。 そして子供たちを引き取りたいと言っていて、その書類に判を押させようというのだった。
しかしその時に仕事の催促の電話がセバスチャンに入り、それを断ったことでデリアも本当に子供たちが消えたことを納得するのだった。 アパートの各住人に行方を聞いて回るセバスチャン。
階下で聞いたニュースから 「自分が裁判所に行けないと公聴会は開かれない」、その罠ではないかと疑いだすセバスチャン。 自分の証言がなければ弁護の席でピニェイロは時間を稼げるのだ。
自分が降参すれば子供は返してもらえると踏んだセバスチャンは相手に電話で問い合わせるがどうも様子が違う。 行方がますますわからなく混乱する夫婦だった。いったい子供たちはどこに消えたのか?…

7階から1階まで降りて来る途中で消えた二人の子供たち。 その行方を探す両親のお話、ミステリーですね。
監督はパチ・アメスクア、初監督作品のようですね。 主演はリカルド・ダリン、「瞳の奥の秘密」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8245188.html 「人生スイッチ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13299935.html を見ていますが、アルゼンチンの有名俳優さんですね。
妻役でベレン・ルエダ、「ロスト・ボディ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13845204.html 「永遠のこどもたち」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14266543.html 他多くの作品に出演。 演技に定評のある女優さんですね。
物語は、消えた息子と娘を、このアパートという限られた空間で探すというお話です。 ここブエノスアイレスでは、身代金の相場は10万ドルなんですね。 誘拐の疑いがどんどん色濃くなっていく中、戻ってきた警視のロサレスが親身になってくれ、一緒に探すのを手伝ってくれます。
しかしセバスチャンにとっては、誰もが疑わしい。
ロサレスも、管理人も、エレベーターで一緒だった髭男も、すべてを疑いにかかります。 そしてとうとう身代金の電話がかかってくるんですね。 それも相場通りの金額で。
この作品、犯人は意外な人物、そしてあっという間に消えた二人がポイントだと思いました。 最後は大逆転という形ですが、犯罪は犯罪なんですが、それよりもある意味、戦いという感じですね(^^)

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妻と二人の子供

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エレベーターと階段の競争、しかし二人が来ない

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戻ってきた妻は彼を疑うが

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しかし尋常でないことがわかり

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二人の行方を捜し始めるのだが

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