anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

放送禁止 劇場版 洗脳 ~邪悪なる鉄のイメージ~

2014年作品、長江俊和監督。

強烈な洗脳を施された江上志麻子は、親友でビデオジャーナリストの鷲巣みなみの仲介で、心理セラピストの小田島霧花から脱洗脳プロジェクトを受けている。
志麻子に洗脳を施したのは、久慈マリアというカリスマ主婦の料理研究家。 相談に訪れた主婦の弱みに付け込む、恐ろしい女性だった。
普通の主婦だった志麻子はマリアに入れ込み、言われるがまま離婚をしてしまう。自宅にマリアを住まわせ、志麻子の給料、財産やひとり息子の乃理の身柄も我が物にしていた。
だが、突然マリアは姿を消し、志麻子の自宅は火事になり全焼してしまう。 火事には不審な点が多く、みなみは独自に調査を始める。
しかし犯人と思われたマリアは火事の半年前に自殺、志麻子の元夫にもアリバイがあり、調査は進まない。 しかし、カウンセリング中に子供の声や足音が聞こえる、子供の姿が映りこむなど、不思議な事が起こる。
そして、志麻子は木のブロックで 「EVIL IRON IMAGE」 という文字を示した。 考えすぎだと一蹴する霧花に対し、みなみは納得できずにいた。
ある日のカウンセリングで、放火犯はみなみだと指摘する霧花。 その時、別人のようになった志麻子は霧花に近づき、ひとつの証拠を突きつける。 放火犯は、みなみではなかった。
そして、最後の脱洗脳カウンセリングが行われる・・・

今作のテーマは “洗脳” ですね。 結構な芸能人がこの手の事件に巻き込まれたかの報道がありますが、本当のところはわかりませんし、カルト的な団体が関与していたり、個人や、セールス的な人物までいろんな輩がいるのではないでしょうか?
今作は、カリスマ主婦で料理研究家の女性に洗脳を受けてすべてを失ったお話ですね。 被害者の女性は、夫を、子供を失い、家も焼けてしまい一人になった江上志麻子という女性を中心にお話が進んでいきますが、洗脳解くという事はいかに難しいかというところがなかなか面白いですね。
“洗脳” というのは、本人がわからないうちに、する側の言うがままに動いてしまうこと。 それも当たり前のように、洗脳されているという意識もないという事ですね。
一連の事象でいくつかの疑問ポイントが。 それは死んだとされている料理研究家は本当に死んだのか? 放火とされている火事は本当に放火なのか? だとしたら犯人は誰なのか?
この火事の時に命を落としたとされている息子の姿が、子供の姿や声が聞こえたのは心霊現象なのか?
そういう謎の部分を引きづりながら洗脳を解く作業が進んでいきます。
5年ぶりに製作された劇場版作品ですが、今までの2本は旧作の続編という位置づけでしたが、今回は完全新作となりました。
そしてさらに今年になってテレビの深夜枠で、新作は放送されました。

イメージ 1
別室で対象者を見る二人

イメージ 2
何かの言葉を作る志麻子

イメージ 3
洗脳を解くカウンセリングが行われている

イメージ 4
しかし遅々として進まない

イメージ 5
そして子供の声が聞こえる

イメージ 6
それは息子の声なのか?

イメージ 7