1962年。 デトロイトのヴォーカルトリオ 「ドリーメッツ」 は音楽業界に打って出ようとしている野心家・カーティス(ジェイミー・フォックス)にスカウトされた。
彼女たちはソウル界のローカルスター、ジミー・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスとしてツアーに参加するようになる。 だが一番の歌唱力を誇るエフィー(ジェニファー・ハドソン)はいつまでも脇役でいることに不満だった。
マネージャーのマーティー(ダニー・グローバー)を追い出したカーティスはドリーメッツを独立させて売り出そうとする。 その名も 「ザ・ドリームズ」 として。 ようやくリードシンガーになれると思ったエフィーだが、カーティスはディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)をリードにする決断を下した。 テレビ向けに一番の美人であるディーナをフューチャーしようというのだ。
しかも今までエフィーと付き合っていたカーティスは私生活でもディーナに鞍替えしていた。 そしてチームとしての行動も壊すようになった行ってエフィーは、グループの活動に支障をきたすようになり、ついにクビを言い渡されてしまう。
こうして新メンバーのローレル(アニカ・ノニ・ローズ)を迎え、新生ザ・ドリームズとなり、3人は瞬く間に人気を獲得していく。
それから8年の歳月が流れディーナは世界的なスーパースターとなり、カーティスと結婚していた。 一方でカーティスの子を産んだエフィーはマーティーの協力を得てクラブシンガーとして再出発を始めていた。
しかしやっとの思いで出したエフィーの新曲を盗んでザ・ドリームズに歌わせてしまうカーティス。 怒ったエフィーやマーティーらはカーティスのレコード会社に乗り込 み、怒りをぶつけた。 そして独善的なカーティスに対する不信感を抱えてきたディーナも、ついに離婚を決意するのだった。
こうしてバラバラになってしまったザ・ドリームズの解散コンサートが地元で行われる。 最後の曲でエフィーが現れ、四人になったザ・ドリームズは感動的なパフォーマンスを繰り広げるのだった・・・
主演はジェイミー・フォックスになるんでしょうかね? 今作はミュージカルなんで、歌える彼が抜擢されたのか? 彼のミュージカルは 「ANNIE/アニー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12651237.html で見ていますが、大学で音楽先行、ピアノもできるそうですね。
そしてディーナ役にビヨンセ、私は彼女の出演している映画を見るのは初めて、ミドルネームを省いたビヨンセ・ノウルズで表記されていました。 そしてジェニファー・ハドソンですね。 圧倒的な声量と、ビヨンセと対照的にウエートアップした? 彼女のパワフルさと、波乱万丈の人生が、彼女も陰の主役ですね。
この作品モデルは伝説的な黒人女性グループスプリームスのメンバー、ダイアナ・ロス、メアリー・ウィス・ルソン、フローレンバラードなんですね。 私はもうダイアナ・ロスがソロになってからしか知りませんが、スプリームスはシュープリームスと表記され、伝説のグループだったことは後年知りました。
一応ミュージカルですが、ドラマに重きが置かれ、劇中の歌唱シーンは少なく、ステージ上での歌唱シーンが主になっています。 でも3人の歌唱神は素晴らしく、最後4人で歌うところはちょっと感動的でしたね。
ドリーメッツ
野心家のカーティス
彼ものし上がって行く
彼女たちも売れて行く
そしてメーンボーカル争いとなり