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3月のライオン 後編

2017年作品、大友啓史監督、神木隆之介有村架純倉科カナ染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介出演。

桐山零(神木隆之介)が川本家と出会って1年が経ち、今では家族の一員のように3姉妹と自然に食卓を囲んでいる。 今年も獅子王戦トーナメントの季節が始まったが、幸田柾近(豊川悦司)が対局を休んで不戦敗となっていた。
零は幸田が怪我をして入院をしたことを知らされ、病院にお見舞いに行くのだった。そしてその病院には、昨年あと一歩のところで対局をすることになりかけた後藤正宗(伊藤英明)の妻が入院していた。 
彼の妻は植物状態で、治る見込みのない状態が続きていた。 しかし定期的に見舞いに訪れ、不倫状態の香子(有村架純)に化粧品を買ってもらい、病室で施してあげる献身的な態度を見せていた。
零は、いきなり訪ねてくる義姉の香子から、香田の本当の怪我の理由を聞かされる。 それは引きこもってゲームばかりしている長男・歩(萩原利久)を叱り反対に突き飛ばされてしまったからだった。
零は新人戦に勝利し、学校で表彰される。 しかしそういったことが苦手な零は、担任の林田(高橋一生)文句を言うが。
そんなある日、川本家に行くと、見慣れない男物の靴があった。 そこには白髪交じりの中年男性の姿が。 彼は家族を捨てて他の女性のもとに走った実父の甘麻井戸誠二郎(伊勢谷友介)だった。
家にいたのは次女のひなた(清原果耶)とモモ(新津ちせ)だったが、明らかに不安そうな二人だった。 すぐに零のところにあかり(倉科カナ)メールがあり、そこで踏ん張ってくれというものだった。 
言葉巧みに他人は帰ってほしいという誠二郎だったが、危機一髪あかりが駆けつけ、祖父の相米二(前田吟)が来るとあかりが言うと、誠二郎は退散していったが、また来ると言い残していった。
川本家の危機に、零は思い悩むのだったが、一方ひなたにも大きな問題が降りかかっているのだった…

さて後編です。 基本、登場人物は一緒ですが、新たに伊勢谷友介が悪役で、さらに老け役で登場しますね。 とんでもない自己中心的な人間の父親役で。 この時の零の対応が何とも面白いですね。
本当の家族をあまり知らないで育った零にとって、この川本家というのは心のよりどころなんですね。 しかし何かあった時の対処法は全く分からない、でもわからないなりに彼は必死に不器用な方法を考え実行していきますが、これがまた見ていて微笑ましい(^^)
対局では、無敵の加瀬亮演じる宗谷冬司との記念試合と、最後に大勝負の後藤戦が描かれています。 私は将棋は苦手で、ルールこそわかりますが、なかなか強くなれずやりません。 ただ好きなゲームの中に将棋で勝たないとクリアできないところがある場合があり、そういう時はソフトを使ってズルをします(^^)
だから、将棋が強い人は尊敬をしますし、ちょっと異人種にも思えます。
しかし5時間弱のこの前後編は良く作られたいましたね。 多少誰かがモデルのようなところもありますが、基本フィクションで、各タイトルも架空の名前になっているようです。 でも各大きな対局の決勝が、優美なところで行われるなど、将棋の世界を少し知ることができますね。
これは22話あるアニメも見たくなります。 時間が問題ですが。

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新人戦に優勝した零

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あと一歩で対局だった後藤

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巨大な壁の宗谷

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川本家に現われた彼女たちの実父

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そしてひなたに大きな問題が

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