anttiorbの映画、映像の世界

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ゲットバッカーズ

2014年作品、ジョン・ハーツフェルド監督、ダニー・アイエロトム・ベレンジャー、ローレン・コーハン、キーラ・セジウィック出演。

最近アメリカでは 「救いの手」 という自己啓発本が話題になっていた。 この本を読んで人生が変わったという人気ラッパーのイラプション(ネリー)は、テレビ番組でこの本の凄さを熱弁していたが、コレットキーラ・セジウィック)は、刑務所でそれを見て感動をうけるのだった。
作家志望だが生活のためにネット新聞の記者をしているロジャー(ケヴィン・コナリー)は、ボス(シルべスター・スタローン)にこの本の作者テディ・レイモンド(トム・ベレンジャー)について記事を書けと命令される。 しかしテディは決して人前に姿を現さず、謎に包まれた人物で あった。
マフィアのフランク(トム・サイズモア)は部下のタンパ(デヴィッド・オハラ)とドミニク(オマリ・ハードウィック)に10万ドルを返さないトミー(クラフト・M・オーツ)を半殺しにして、飼い犬を殺せと命令する。 タンパはトイレで拾った 「救いの手」 を夢中で読んでおり、自分の生き方に疑問を感じ始めていた。
刑事のウルフィー(トーマス・ジェーン)は何人も犯人を射殺してきたことに罪の意識を感じ、教会のポール神父(ダニー・アイエロ)に懺悔を繰り返していた。 しかし何度懺悔しても反省することはなく、神父を呆れさせる。
コレットは出所し、女優志望の姪のイブ(エリザベス・ヘンストリッジ)に車で迎えに来てもらう。 帰りにイブの不注意でウルフィーの車に激突してしまい、2人はウルフィーを家まで送って看病することになる…

原題は「reach me 」、直訳は “私と連絡と取ってください” ですが、実はこれは本のタイトルなんですね。 その日本語訳が 「救いの手」 という事ですが、なぜか邦題は “ゲットバッカーズ” になってしまっていますね。 帰還するものたち、取り戻す者たちという意味ですから、取り立て屋? という事なんでしょうかね?
監督はジョン・ハーツフェルド、昔にJ・トラヴォルタとO・ニュートン=ジョンの作品を撮っていて、見たような記憶がありますが。
主演は誰という事でなく、群像劇ですね。 まあ最後中心にいたのはトム・ベレンジャーみたいな感じになりますが、彼は 「山猫は眠らない」 シリーズが目立ちますね。 いつか記事を上げようと思っています。
始めは全く気にしていませんでしたが、スタローンも出ているんですね。 こういう役のスタローンは本当に似合わない(^^)
彼の出る意味が全く分かりませんが、得てして彼はたまにこういうチョイ役を引き受け、熟すんですね。 お金のためとは思えず、気晴らしにという感じなんでしょうか?「クリード チャンプを継ぐ男」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13757799.html が最新出演作なんでそのひとつ前に小手馴らし?
物語は、それぞれの登場人物たちが塊となってそれぞれの思惑で動いて行くんですね。 そして 「救いの手」 の作者であるなかなか表に顔を現さないテディがキーマンになっていきます。
どうして彼は姿を出さないのか? ベストセラー作家ですが、実は彼は大勢の人間の前には顔を出せない症状を持っているんですね。
群衆恐怖症とでもいうんでしょうか? だから本がヒットしたからといって公演なんてできやしない、しかしスタローンに言われたロジャーが果敢に彼を公の場に引っ張り出す努力をすることによって、登場人物がここに集結していきます。
コメディの部類になるみたいですが、ちょっとしたドラマになっています。 まあこれは劇場スルーになる感じはよくわかりますが。

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ガンガン撃ち殺してしまう刑事

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著者を公演に出させようとするロジャー

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ようやく公演にこぎつけ姿を出すボス

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そこにみんなが集結する

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啓発を受けたコレット

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