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ホーンズ 容疑者と告白の角


小さな町に住むイグ(ダニエル・ラドクリフ)はある日の晩、恋人であるメリン(ジュノー・テンプル)を暴行され挙句撲殺された。 そしてその晩一緒にいたイグに容疑がかかり、町の住人からは悪魔だと非難されていた。
唯一味方してくれるのは幼馴染で弁護士のリーだけで、リーはイグのために裁判で闘うことを誓ってくれる。 しかし鑑識のラボが放火され、遺体に付着していた犯人の生体サンプルまで焼失してしまい、イグの無罪を勝ち取ることが難しくなってしまった。
絶望したイグはお酒に溺れ、メリン殺害現場に置かれていたマリア像を壊し、追悼の蝋燭に小便をかけてしまった。 そして、つい幼馴染のグレンナ(ケリ・ガーナー)と寝てしまう。
その翌朝、目覚めるとイグの頭から小さな角が生えていた。 動揺するイグだがグレンナは大して驚かず、それどころか太りたいからドーナツを食べてもいいか? と本音を露わにしてくる。 イグはそんなグレンナを適当にあしらい、病院へと向かった。しかし病院の患者も受付の女性もグレンナと同じように自分の本音をイグにぶち撒ける。
医者に診てもらい、手術のために麻酔をかけられるのだが、その時子供時代のことを思い出していた。 メリン(サブリナ・カーペンター)が町にやって来て、少年たちはメリンに夢中になった。 イグ(ミッチェル・クーメン)が溺れた時にリー(ディラン・シュミット)が助けてくれたり、イグが原因でリーがその頃夢中になっていた花火遊びで指を失ってしまったり、イグがメリンと付き合い始めたり。
そんな懐かしい思い出から目覚めると医者が看護師とセックスしていた。 イグの角は結局取れずじまいで終わってしまう。
イグはなにか相手が本性をむき出しになってしまう特殊な力を備えたらしかった。
仕方なく家に帰ったイグはそこで両親からも 「お前が犯人なんだろう?」 と本音を聞かされてしまい、父親のディック(ジェームズ・レマー)からはイグが犯人である証拠を消すために鑑識ラボを燃やしたと聞かされる。
イグはそのことから、この角の力を使って犯人を見つけ出そうと動き出す・・・

ダニエル・ラドクリフ主演のファンタジーホラーという感じですかね。 恋人を殺され彼に嫌疑がかかる。 町中の人間が彼を疑いますし、悲しいのはメリンの父・デイル・ウィリアムズにも罵られるところはちょっと可哀そうな感じになりますね。 デイヴィッド・モースが演じていますが、彼は最後には理解を示してくれます。
物語は、特殊な能力を授かったイグが、真犯人を見つけようと、それぞれの人間の本音を引き出す能力を使って行くんですね。 しかしそこには見たくなかったまわりの人間の本当の姿に接することになる。 まあこれはある種悪魔の力であり、報いなんですね。
監督はアレクサンドル・アジャ、「マニアック」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11832369.html では製作・脚本で参加していますが、いずれ見るであろう 「ピラニア3D」 の監督もしています。
悲しいラストですが、それが彼の幸せだったのかもしれませんね。

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幸せだった二人

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親友のリー

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しかし彼女が殺され、彼に角が生えてくる

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そして特殊能力も備わる

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彼はその能力で真犯人を探し始めるが…

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