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泥棒は幸せのはじまり


コロラド州デンバーで投資会社に勤めているサンディ・パターソン(ジェイソン・ベイトマン)は妻と2人の娘と共に幸せに暮らしていた。 ある日、サンディにカード会社から無料の保険に入るよう電話がある。 サンディは疑うことなく自分の個人情報を伝えてしまう。
ところが、その電話は偽造カード詐欺の常習犯であるフロリダのダイアナ(メリッサ・マッカーシー)が “サンディ” という男女兼用の名前に目をつけ、彼の個人情報を聞き出すためにかけたものだった。 ダイアナは早速サンディの偽造カードを作り、あちこちで大散財する。
サンディの会社では不当な待遇に不満を持っていた同僚たちが一斉退職し、ダニエル・ケーシー(ジョン・チョー)が、新しい会社を立ち上げようとしていた。 サンディはその会社に副社長として引き抜かれるのだった。 年収が5万ドルから25万ドルになるというこのチャンスにサンディは大喜びする。
しかし、スタンドで給油しようとした時に、カードが使用停止となっていることに気が付くサンディ、さらにダイアナがサンディ名義で起こした数々の事件で、カードからサンディに疑いがかかり逮捕されてしまう。 しかし犯人の似顔絵から別人とわかりいったんは釈放されるのだが、ダイアナの犯罪は止まらない。
新たな容疑がかかってしまい、その疑いは地元警察の依頼なのでコロラドの警察はそれ以上関与できないのだった。 新会社のダニエルは信用第一の投資会社にそんな人物は雇えないと言いだし、さらに警察もフロリダのダイアナを逮捕することはできないと言う。
サンディに残された道はダイアナをここへ連れてきて自白させることのみだった。 経営者から一週間の猶予をもらい、サンディはフロリダへ旅立つ。
さっそく、フロリダでダイアナと接触することはできたが、百戦錬磨の彼女は手強く、すぐに逃げられてしまう。そして二人の追いかけっこになるのだったが…

日本未公開のアメリカンコメディ、昔は洋画のコメディはどうもしっくりきませんでしたが、最近は結構好きになりました。 もちろんキャストによってですが、特に今作では注目女優が。
監督はセス・ゴードン、「モンスター上司」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14282841.html に続きジェイソン・ベイトマンとコンビでしたね。 彼はちょっと頼りなくて騙される役がぴったりですね。
でもなんと言ってもメリッサ・マッカーシーにこの作品は尽きますね。 彼女は「ゴーストバスターズ2016年版」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14359077.html でも主要キャラですし、まったく違った役では 「ヴィンセントが教えてくれたこと」、http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13429982.html では母親役を好演していました。
今回の彼女は、ふてぶてしいカード詐欺のプロ、自らがそのカードで豪遊するだけでなく、そのカードを売りつけて稼ぐ、常習者であり、手口も巧みですね。 しかしカード詐欺はスピードが勝負で、時間がたてばすぐに止められてしまう。 だから、却って損をする輩も出て来るし、騙す相手も一般人だけでもないんですね。
一筋縄ではいかないダイアナが、さらに命も狙われる。 サンディはそんな過酷な状況でも、ただ彼女をコロラドに連れて来るのにただひたすら行動します。 そしてだんだんわかってくるダイアナの秘密。
実はダイアナは本名がわからないんですね。 それから二人の間に奇妙な親密感が生まれてくるんですね。
前半はとんでもないお話なんですが、なぜか最後は泣けてくる、アメリカンコメディ恐るべしの作品でした。

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人生のチャンスがめぐってきたサンディ

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しかしカード詐欺に遭い犯人を見つける

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しかしそんなに簡単につかまるダイアナではなかった

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ダイアナは特殊なテクが

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果たして彼の生活は取り戻せるのか?

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