anttiorbの映画、映像の世界

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友へ チング

2001年作品、クァク・キョンテク監督、ユ・オソン、チャン・ドンゴン出演。

1976年、韓国・釜山。 ヤクザの父を持つジュンソク(ユ・オソン)、葬儀屋の息子のドンス(チャン・ドンゴン)、優等生のサンテク(ソ・テファ)、お調子者のジュンホ(チョン・ウンテク)は小学校の同級生で、いつも一緒に遊ぶ幼なじみ。 4人は別々の中学に進むが、高校で再び顔を合わせ、つるむようになる。
ある日の授業中、教師に親のことを言われて逆上し、教室を飛び出すジュンソクとドンス。 後日、学校帰りに4人が映画を観に行くと、映画館が他校の生徒たちの占領状態になっていた。
ツッパリに絡まれ大乱闘になり、ボコボコに殴られてるサンテクをジュンソクとドンスが便所の外まで連れ出し4人は階段へ。 ここへ他校生徒総出で、向かってくる。 戦闘担当ジュンソクとドンスは消化器をブンブン振り回し、窓枠もブンブン振り回し、殴る蹴る、敵が階段落ちる、そして、二人は退学処分となり、ジュンホは転校、サンテクだけが停学になる。
1984年。 大学に進んだサンテクとジュンホがジュンソクを訪ねると、彼は薬物中毒になっていた。 そんななか、ジュンソクの父が亡くなる。 しかし葬儀をやったのはドンスの家だった。 ジュンソクに大して、ドンスは友達として心遣いを見せる。
それをジュンソクは、心の底から感謝をするのだが、それをきっかけに彼は裏社会に入っていく。 そしてドンスも、ジュンソクの組と対抗するサンゴン(イ・ジェヨン)と盃を交わすのだった。
1990年。 サンゴンが汚いやり方で勢力を広げ、その右腕としてドンスが動いていた。 ドンスとジュンソクの組の派閥抗争が始まるのだった…

「チング」 というのは、英語ではfriend、日本語でいうと友達、親友、仲間、幼馴染みというニュアンスでしょうか? 冒頭は少年期の4人の映像から始まりますが、この幼馴染みの4人の絆がこの作品全編通して伝わってきますね。
監督はクァク・キョンテク、この続編も監督をしていますし、多くの作品を撮っています。 私はまだまだ韓国作品を見るのが少ないので、初鑑賞でした。
4者4様のジュンソク、ドンス、サンテク、ジュンホなんですが、なんとなく二つの色に分かれているんですね。 家庭に問題があったり、不満を持っている二人ジュンソクとドンスは、高校を退学になるというところからあっち側の世界にどんどん傾斜していきますし、退学にならなかった二人は、普通の人生を送るようになります。
しかし離れて居ても、幼いころの4人の楽しい思い出は、少なからず生きているんですね。
しかしそんな4人の絆は、ヤクザになり別組織になってしまった二人の亀裂からどんどん綻びて行きます。 いやこれもほんのちょっとのボタンにかけ違い、そしてドンスの野心からの事でした。
ジュンソク役にはユ・オソン、良い役で義理堅い感じをが良く出ていました。 そしてドンス役にはチャン・ドンゴン、「泣く男」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14457695.html でもいいアクションを見せていました。
これはぜひ続編を見なければですね。

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ガキだった4人は

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何時しか学生に

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そして特にジュンソクとドンスは戦闘的だった

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しかしドンスは抗争の果て・・・

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