凶悪な殺人犯が精神鑑定を受け、責任能力を疑われ無罪になる時がある。 また証拠不十分で釈放され、その時の遺族の憤りは激しかった。
しかし、そんな悪質犯人や、凶悪班がいきなり心臓麻痺を起こし、死亡する事件が相次いで起こり始めた。
警視庁の刑事部長を父にもつエリート大学生・夜神月(藤原竜也)は、ひょんなことから死神のノート 『デスノート』 を手に入れる。 将来は警視総監を目指すほどの正義感あふれる月だが、凶悪犯が野放しにされ被害者が泣き寝入りする日本の現状に怒りを抱き、法による正義に限界を感じていた。
「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」 と書かれたデスノートに、試しに誘拐殺人犯の名前を書き込むと、翌日の新聞にその男の獄中死が報じられた。 ノートの効力が本物だと悟った月は、自らの手で犯罪者を裁き、新世界の王になることを決意。 世界中の凶悪犯や法の裁きを逃れた犯罪者たちを、独自の判断で粛清してゆく。
世の中で起こっている犯人たちの突然死、それは月が “デスノート” に名前を書き込むことから起こっていた現象だったのだ。 そして、いつしか月はインターネット上で 『救世主 キラ』 と呼ばれるよ うになり、若者たちの間でカリスマ的な人気を集めていく。
Lは、キラが事件発祥の地・東京にいると断定し、テレビの生放送でキラに宣戦布告をするが、テレビに映ったLはあっという間に心臓麻痺を起して絶命する。
しかしこれはLが仕掛けた罠だった。 全世界に呼びかけた中継ではなく、極めて狭いエリアで放送された映像で、映った人物は死刑囚であり、実際のLではなかったのだった。 Lは自らの推理が証明され、キラを絞り込んでいく。
一方、月の周りに不審な人物が現れるようになる。 彼はレイ(細川茂樹)といい、FBIの捜査官だった。 月は何とか彼を消したいと思い、何とか彼の名前を知るため、わなを仕掛けるのだった。
そしてバスジャック事件を起こし、彼の名前を探り、そして地下鉄で、彼以外のFBI捜査官の名前を聞きだし、一斉にカタをつけようとする。
今まで凶悪犯のみを殺していた月が、とうとう自己保身のために人を殺めはじめた瞬間だった…
今から10年前に実写版となった 「デスノート」、久しぶりに続編が公開されるので、2部作とスピンオフを視聴してみました。
監督は金子修介、多くの特撮作品を手掛けていて、このシリーズは続編も撮っています。 最新作は 「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14109287.html でした。
主演は藤原竜也、多くの主演作品がドラマ、映画としてありますが、「僕だけがいない街」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13996181.html で主人公の藤沼悟、「るろうに剣心 京都大火編 / 伝説の最期編」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12035716.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12149548.html では志々雄真実を、主人公でなくても、どの作品でも印象強い役を演じて、存在感のある俳優となりましたが、私はこの作品のキラ役が一番印象強かった。
この実写化は実質前後編となっていて、基本キラVSLの戦いなんですね。 L役の松山ケンイチの演技も大変すばらしい。
そもそもデスノートは、顔と名前が確認できてノートに名前を書かれて初めて殺されるんですね。 だから逆に本名を明かさないと、殺すことができない。 そこで死神の目というものを手に入れる契約を結ぶと、顔を見ただけで名前がわかるという恐ろしい力もあります。 しかしこれを手に入れると、寿命が半分になってしまう。
もし2年しか生きられないと、1年に短縮されてしまうという身を切る覚悟が必要ですね。
10年前でも色褪せない、ぞくぞくする作品です。
凶悪犯が次々と死ね報道を見る詩織
それはライト=月が手にしたあるノートの力だった
そして現れる死神
デスノートを手にしたものしか見えない
そしてLと対峙することになる月
さらにレイがつきまとう