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亜人 -衝戟-

2016年作品、総監督:瀬下寛之、監督:安藤裕章、声の出演:宮野真守櫻井孝宏小松未可子大塚芳忠

テロリスト・亜人:佐藤(大塚芳忠)を止めるため、厚生労働省の戸崎(櫻井孝宏)たちと組むことになった永井圭(宮野真守)と、中野攻(福山潤)は、ひそかに確保した亜人の世界的専門家のオグラ・イクヤ(木下浩之)のアドバイスのもと、佐藤率いる亜人テロ軍団との対決に備え特訓に励んでいた。
またアメリカ国防総省から来たアルメイダ(森川智之)と、マイヤーズ(坂本真綾)は日本から死亡とされているオグラについて、本当に死んだのかという事を疑問視しており、引き続き日本に留まり極秘に調べていた。
佐藤は、いよいよ今まで亜人に対して 人体実験を行っていた首謀者たちのリストを公開し、亜人側の要求をのまなければ一人ずつ抹殺していくと宣言する。 リストは上から順に殺していく中で、最後から2番目の人物が現役の大臣という事で、スケジュールのハッキングがしやすいことから、彼を狙ってくる時が勝負と、戸崎は圭は思っていた。
しかし圭のIBMは、なかなか思い通り動かない、しかし戦闘能力は強く、IBMの像が濃いことから、自在に操れれば強力な戦力となるという事で、圭は日々訓練をしているが、前のように命令と反対を言えばいいという単純なレベルを超えIBMは圭に対しても危害を加えるようになっていくのだった。
しかしそんな中アルメイダは、オグラ生存のある重要な証拠に気が付き、戸崎を訊問、さらには誘拐し拷問にかけ始める。 下村泉(小松未可子)はみすみす戸崎が奪われたことから、責任を感じ対佐藤よりも戸崎奪還を優先するべく、進言する。
はじめは戸崎がいなくても佐藤阻止を優先すべきだと思っていた圭だったが、彼も戸崎を取り戻すべく、アルメイダの隠れ家に急行するのだった…

いよいよ亜人VS日本国、さらにはアメリカとの戦争に突入していくこの最終章、圭は?佐藤は?そして亜人たちの人権は?という展開になっていきます。
監督、キャスト1作目 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13689683.html から引き続き変わりませんが、2作目 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14131620.html はテレビシリーズ先行で、映画が引き継ぐ形となっていましたが、この最終章は映画先行で、10月からシーズン3という流れになっているみたいですね。
今作では、今まで謎だった戸崎の部下の下村の過去が初めて明かされます。 これは偽名なんですね。
さらには、佐藤の底の深い、本当に国家転覆を図るテロ計画がどんどん明らかになっていきますね。 そしてちらっと、佐藤の過去が描かれます。
物語としてはこの後、とうとうアメリカも介入していきます。 日本の混乱にアメリカが介入するのは、各種条件があるようですね。 それはどの国に対しても一緒ですが、内乱では内部干渉という事でアメリカは乗り出してこれません。
しかしさらに東アジアに対する重大な影響の想定という事で、とうとうアメリカが前面に出る構えを見せますね。
まあそれは佐藤のテロ計画が想像を超えた規模になって来たという事であり、また佐藤もアメリカと戦えることに喜びを感じているんですね。
しかしそうなったらいいようにされてしまうし、アメリカの目的は佐藤確保という事で、彼さえ止めればという事で、圭たちが最後の勝負をかけて行きます。
この作品、一貫してこのテロリスト佐藤の戦術に感心してしまいますね。 もちろん基本的に死なない体という利点はあるものの、あまりにも殺し、テロのプロフェッショナルなんですよね。
凶悪犯なんですが、なぜか惹かれるおじさんなんですね。 これで完結という事ですが、ここ設定は大変面白く、続編を作ってほしい気もしますが。

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下村の過去

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衝突する戸崎と圭

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その戸崎が誘拐される

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戸崎奪還に向かう圭


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そしてとうとう佐藤が・・・

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