2人組ギャング、ヴィンセント（ジョン・トラボルタ）とジュールス（サミュエル・Ｌ・ジャクソン）が、ボスの命令でだまし取られたスーツケースを取り返しに若いギャング団のアパートに車を走らせ、虫けらのように彼らを殺して出ていく。
ヴィンセントはマーセルから留守中、若く美しい妻ミア（ユマ・サーマン）の食事の相手を命令され、2人は50年代風のクラブ・ レストランに行きダンスを踊り、互いに魅かれ合う。 しかしボスの妻に手を出すことを恐れて帰ろうとすると、ミアが知らぬ間にヴィンセントの持っていたヘロインを吸いこんで意識を失い狼狽するが、ミアは運良く意識を取り戻し2人はこのことを2人の秘密にしようと誓って別れる。
ブッチはマーセルを裏切って自分に大金をかけて試合に勝ってしまった。 ブッチは恋人ファビアン（マリア・ディ・メディルシュ）の待つモーテルにかけ込むが彼女が父の大切な形見である金時計を忘れていることを知り、危険を覚悟で再び自分のアパートに戻るのだった…
クエンティン・タランティーノ監督・脚本・原案のこの作品、タランティーノならではの長さだけでなく、時系列がばらばらなので、その点注意が必要ですね。
私はタランティーノ作品は、多少の予習が必要がある者があると思っていますが、これはその典型かもしれませんね。 そしてしっかりと本人も役者で登場します（＾＾）
物語は唐突にレストランでの強盗事件から始まりますが、いざ決行という子の導入部はそこでブチ切れて、ギャングのお話になっていきます。
話の中心には、ジョン・トラボルタとサミュエル・Ｌ・ジャクソンとブルース・ウィリスというところでしょうか。 そしてユマ・サーマンや、ハーヴェイ・カイテル、そしてちょっとだけクリストファー・ウォーケンが、長台詞で登場します。
本当は誰が生き残る話なのか？ いやこのほかにもお話があり、実は誰もが死んでいるのか？ なんかそんな気がする作品ですが、冒頭部分は、ラストと一応は繋がっていくんですね。
私は意外に可愛い役で登場するマリア・デ・メデイロスに目が行きました。 彼女は「読書する女」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14134879.html 「死ぬまでにしたい10のこと」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10978122.html とかで脇役をしていますが、気になる存在感でした。
映画をしっかり見させる技術に長けたタランティーノ、何かをしながら見たら決して物語が理解できなくなる作品なんで、油断できない鑑賞をさせる監督であり作品ですね。
