anttiorbの映画、映像の世界

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イレブン・ミニッツ

2015年作品、イエジー・スコリモフスキ監督、リチャード・ドーマー、パウリナ・ハプコ、ヴォイチェフ・メツファルドフスキ、アンジェイ・ヒラ出演。

午後5時前。 顔に殴られた跡を残して、警察から自宅に戻ってきたヘルマン(ヴォイチェフ・メツファルドフスキ)。 嫉妬深い彼は、妻で女優のアニャ(パウリナ・ハプコ)と諍いになるが、やがて睡眠薬を入れたシャンパンを喉に流し込み、寝てしまう。
その間に、映画監督(リチャード・ドーマー)との面接のためにホテルへ向かうアニャ。
午後5時。 慌てて飛び起きたヘルマンは、アニャを追ってホテルへ向かう。 そのホテルの前では、最近、刑務所から出たばかりの男(アンジェイ・ヒラ)が、ホットドッグ の屋台を開いていた。
一方、人妻とドラッグをやりながら情事に耽っていたバイク便の配達員(ダヴィド・オグロドニク)は、彼女の夫が帰宅したため、慌てて逃げ出す。 やがて 、父親であるホットドッグ屋台の主人に電話で呼ばれ、ホテルへ向かう。 そのホテルの一室で、ポルノ映画を見ている一組の男女。
そして彼らの頭上には、着陸態勢に入ろうとする旅客機の姿があった。 午後5時から5時11分までの11分間、様々な人々の運命が絡み合い、やがて迎える結末は……

イエジー・スコリモフスキ監督の5年ぶりの新作、なんと上映前の注意という映画館の禁止行為の動画まで撮るサービス、こういうのは世界でも流れているんでしょうか? それとも日本だけ?
私は監督作品を見るのは初めてですが、監督自身 「アベンジャーズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6646762.html にカメオ出演していたんですね。 それもびっくりですが。
11分間のいろんな人物の群像劇というんでしょうか、しいて言えばヘルマンとアニャとスケベな映画監督、を軸に回っていく感じですね。 そのまわりにもさまざまな人間が渦巻いています。
救急隊員の4人や、そこにいた逆子の妊婦、ひたすらタイミングを待って強盗をしようと狙っている若い男、ホットドッグを買う犬を連れた若い女、様々な人間が登場します。
場面は各人物にどんどん切り替わっていきますので、キャラがニアミスするところもあり、クライマックスがどうなるのかが気になるんですが、途中数人が注目する、あることが妙に気を引かれます。
まあ、81分ですから、どんな結末かを気にしながら見るべきでしょう。

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寝過ごしたヘルマン

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監督との面接に向かうアニャ

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アニャに巧みに言い寄る監督

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ホットドッグ売り

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時間を待っている男

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