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ランダム・ハーツ


ワシントン。 警察の内務調査室巡査部長ダッチ(ハリソン・フォード)は、その日、愛妻ペイトン(スザンナ・トンプソン)が出張に行くため、先に家を出たが、出かける時に二人はSEXをしたのだった。 子宝には恵まれないが、夫婦仲は順調だった。
一方、再選を目指して選挙運動中のニュー・ハンプシャー州選出の下院議員であるケイ・チャンドラー(クリスティン・スコット・トーマス)は、地元の支持者を増やすため躍起になっていた。 夫のカレン・チャンドラー (ピーター・コヨーテ) のことなど目に入らないほど、今回に彼女は賭けていた。 心象を良くしようと必死だったし、活動も隅々に渡ってアクティブだった。
そんな時、旅客機がチェサピーク湾に墜落したというニュースが入ってくる。 連絡が取れなくなった妻に、まさかと思っていたダッチだったが、妻がニューヨークへの出張なので乗ってはいないはずだと始めは思っていた。 しかし偽ってフロリダへ向かっていたこと、機内で隣の座席同士だった男性、チャンドラーの妻を名乗って搭乗していたことがだんだんわかってくる。
さらにふたりの遺品から同じ部屋の鍵が発見され、信じていた妻の裏切りにショックを受けるダッチだった。
そして、妻の不倫を事実だと認めきれないダッチは調査を始め、チャンドラーの未亡人ケイに接触する。 再選を目指して選挙運動中のニュー・ハンプシャー州選出の下院議員であるケイ・チャンドラーは、真相究明に消極的な姿勢をみせる。
ケイは夫の裏切りに心を痛めながらも、それが政治上のスキャンダルになることを恐れ、終わってしまったことをあれこれ詮索しても無意味だと考えていた。 
しかし、いつしかダッチの情熱に突き動かされていく。 職業柄忙し過ぎたダッチは亡き妻を、選挙のことで頭がいっぱいになっていたケイは亡き夫の心を、本当には理解していなかったことに気づき始める。
そして二人の間に信頼関係が、そして…

まあ、これは夫とした視点で見ると、とんでもなくショッキングな事件ですね。 不倫だったのか? 偶然だったのか、そうあってほしい感情と、もし不倫だったら妻を許せない感情が湧き上がりますが、もう妻はいない。
全てにおいて、ぶつけどころのない、怒り、悲しみ、憤りを感じるでしょうし、子供がいないのがさらに辛いでしょうね。
一方ケイの方は、ジェシカという娘がいるし、選挙もあるので、真相究明よりも保身に向かうんですね。 しかし物語はそんなぽっかり空いた穴を二人が埋めあっていく展開になっていきます。
監督はシドニー・ポラック、「コンドル」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11444902.html は記事にしておりますが、それ以外にも過去作は結構見ています。
ケイ役のクリスティン・スコット・トーマスは近作では「パリ3区の遺産相続人」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14137129.html に出演していますね。
中盤はちょっともったりした進行になっていてそこは残念ですが、ちゃんと着地をしている作品でした。

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不倫旅行の二人

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ケイにはジェシカという娘が残された

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妻の不倫行動を調べて、ケイに行く着くダッチ

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そして二人はだんだん近づき始める

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しかしケイは選挙を控えている

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