anttiorbの映画、映像の世界

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ロシュフォールの恋人たち


フランス西南部の海辺の街ロシュフォールは、年に一度の海の祭を二日後にひかえて、陽気に浮き立っていた。 青く澄んだ空、緑の樹々、白い壁、こんな街では誰もが恋をし、生きる歓びにひたっていても不思議ではなかった。
お祭りでのショーをするためにトレーラーが数台到着した。 エチアンヌ(G・チャキリス)と、ビル(グローバー・デール)はここでのショーを盛り上げるために先に乗りこんで準備をするためだった。
美しい双児の姉妹のソランジュ(F・ドルレアック)とデルフィーヌ(C・ドヌーブ)は希望に燃え、自分の道を歩んでいた。 ソランジュは音楽家を、デルフィーヌはバレリーナを志していたが、彼女たちにはもう一つの夢があった。 それはいつの日にか 、素晴らしい恋人にめぐり逢うことだった。
また姉妹の母親イボンヌ(D・ダリュー)はカフェーの女主人で、彼女の気さくな人柄は、大勢の客をすぐ馴染ませてしまうのだった。 そんな彼女の店には、祭の見本市でオートバイ の曲乗りを見せるとエチアンヌとビルの二人組もやってくる。 また、絵の好きな水兵のマクザンス(J・ペラン)もいた。
そしてお祭りの日がだんだん近づいてくるのだったが…

ジャック・ドゥミ監督のフランスのミュージカル作品、ほとんど歌とダンスで進行していく、コテコテのミュージカル作品でしたね。 今回 「午前十時の映画祭7」 でかかったので行ってきました。 たまにはミュージカルが見たくなったので(^^)
主演は、理想の恋がしたい双子の姉妹、カトリーヌ・ドヌーヴフランソワーズ・ドルレアックが演じていますが、実際に二人は歳がほとんど違わない姉妹なんですね。だから息がぴったりですし、まったく自然。
でも、私はフランソワーズ・ドルレアックのことは全く知りませんでした。 それはそのはず彼女は25歳で事故死しているんですね。 これは彼女の最後から2番目の作品、公開の年に亡くなっていました。
そしてジーン・ケリーが出演しています。 「雨に唄えば」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11284675.html が強烈ですが、今作でも彼の出演シーンはやっぱり華がありますね。 もちろん重要な役どころで、存在感がぴか一ですし、歌とダンスのキレが抜群、明るくなります。
基本物語は複雑ではありませんが、なかなか収まるまでにじっくり歌とダンスを堪能してくださいと言う作り。 最後のピースが嵌るのはぎりぎりまでやきもきさせてくれます(^^)
重厚な歌を基本としたミュージカルも良いですが、華のあるダンスでの今作のようなのも良いですね。(10時)

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デルフィーヌは、子供たちにバレエを教えている

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双子の二人

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祭りのショーでやってきたエチアンヌとビル

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アンディとマクザンス

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ダンサーの代わりにショーに出る二人

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