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バタフライ・エフェクト

2004年作品、エリック・ブレス/J・マッキー・グラバー監督、アストン・カッチャー主演

少年時代の約束。 幼馴染みのケイリー(アイリーン・ゴロヴァイア) のもとを去るとき、エヴァン(ジョン・パトリック・アメドリン)は “君を迎えに来る” と誓った。 だが、いつしか時は流れ、エヴァン(アシュトン・カッチャー)とケイリー(エイミー・スマート)は別の道を歩んでいた。
エヴァンは幼い頃から、時折り記憶を喪失 <ブラックアウト> してしまう少年だった。  母アンドレア(メローラ・ウォルターズ)は、エヴァンの脳波を精神科の医師に検査してもらうが、何も奇妙な点は見出せずにいた。  精神科医は治療のため、毎日の出来事を日記につけるようにすすめる。
少年時代は永遠に続くと思われたが、エヴァンが13歳の時、ケイリーの兄トミー(ジェシー・ジェイムス) のいたずらによって唐突に終わりを告げる。 
エヴァンの記憶にはその瞬間に <ブラックアウト> が起き、気が付いた時には森の中におり、周りには強烈なショックのあまり倒れてしまった友人のレニー(ケヴィン・シュミット) 、彼を抱きかかえようとするトミー、ただ震えているケイリーがいた。 エヴァンは何が起きたのかまったく思い出せなかった。 しかし、何か決定的な出来事が起きたのは間違いがなかった。 アンドレアはエヴァンを連れてその街を引っ越す。 
時が流れ、心理学を勉強する大学生となったエヴァン。 今では <ブラックアウト> が起きることもなかった。 過去は遠のき、ケイリーの記憶さえ消えかけていたが、すべては平穏だった。
ある日エヴァンは、幼い頃の日記を見つける。 懐かしい日記を紐解いたとき、 “それ” は起こった。 気が付くと、エヴァンの意識は日記に書かれている出来事の中にあったのだ。
鮮明に蘇る過去の記憶、あの陽光、あの空気。 それは強烈なリアリティを伴っていた。 夢なのか、現実 なのか。 少年時代の空白の記憶の一端に触れてしまったエヴァンは、もう一度、あの頃の仲間たちを訪ねたくなる。
ケイリー、トミー(ウィリアム・リー・スコット)、レニー(エルデン・ヘンソン)。 そしてエヴァンは知る。 あの時のいたずらによって、彼らの人生が大きく狂っていたことを…

ジャンルとしてはSFサスペンスというんでしょうか。 大学生のエヴァンと13歳のエヴァンが初めは回想シーンで行ったり来たりするんですね。 ただ、どうも重要なシーンで彼の記憶が欠落している。 しかしそれは実は彼の生涯での重要シーンなんですね。
キーポイントは日記です。 幼いころ、ブラックアウトをすることによって、日記を書くことを精神科医に進められ、それを読み返すことでスイッチが 入る、彼はそういう体質だったことがだんだんわかってきます。
また前半にエヴァンが、父親に面接に行くシーンがあります。 病院なのか刑務所なのか、父はなぜかうらぶれていて、わが子を疎ましくしているんですよね。 それは後半明かされますが、この能力は父から受け継いだものらしいんですが。
ただ、この作品、途中で日記の存在を否定されるんですね。 だったら、今までの現象はすべて幻なのか? 時間移動なのか、パラレルワールドなのか、どちらにしても過去に戻ってしまって修正しようとすると、今の世界が変わり、どうやらその反動が良くない方向で起こっていく感じは避けられないという事をエヴァンは学んでいくんですね。
主演は青年期のエヴァンをアストン・カッチャ ー、少年期はジョン・パトリック・アメドリン、監督は、エリック・ブレス/J・マッキー・グラバーの共同監督です。 二人ともおもには脚本をやっていますが、唯一の監督作品のようです。
機会があったら続編2作も見たいですが、設定だけの続編のようですね。

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子供時代のエヴァ

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成長したエヴァ

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彼には肝心なところの記憶が無い

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彼の人生は

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どれが本当なのか?

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