anttiorbの映画、映像の世界

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図鑑に載ってない虫

2007年作品、三木聡監督、伊勢谷雄介主演。

フリーライターの“俺”(伊勢谷友介)は、「月刊 黒い本」に足繁く出入りしている。 なかなか売れないフリーライターなところを見透かされ、美人編集長(水野美紀)は、絶えずプレッシャーをかけてくる。
何か面白い記事は無いのか? そこで、こういうネタを知っているかと言ってくる。
それは、仮死体験できるという“死にモドキ”という虫がいると言うのだ。その虫は、死んだ人間を生き返らせることができるという事。 だからその虫を探し出し、それを使って死後の世界をルポするよう無理難題を言われてしまうのだった。
“俺”は、友人でアル中のオルゴール職人、エンドー(松尾スズキ)を強引に誘い、共に旅に出ることになった。 しかしこの虫の存在を探しているのは彼らだけではなかった。
元SM嬢で自殺願望を持つサヨコ(菊地凛子)も、ヤクザの目玉のおっちゃん(岩松了)も実はこの虫を探している。 それぞれの叶えたい目的があるようだった。 また目玉のおっちゃんに着いてくる、その弟分のチョロリ(ふせえり)なども加わり、探し始めたのは、同じくしにもどきを探すと言って行方不明となったカメラマンの真島の消息だった。
もう死んでしまっているのでは? 半分そう思っていた“俺”だが、まずはある情報を得て、臨死体験ショーに入ってみることにしたのだった。
そのショーに出ている半分男(村松利史)が古い言い伝えを知っており、師匠(三谷昇)と呼ばれる男が“死にモドキ”使いの末裔だという。 そしてその男に当たろうとするのだったが …

三木聡監督は先日観た「インスタント沼」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14084875.html ですね。 あれも何か、妙なテンポのある作品で、ラストは不可思議世界を描いていましたが、今作も同じような独特のテンポでお話が流れて行きます。
主演は伊勢谷雄介、こういうコメディにはやはり向いていない。 頑張っていますが、演技がくどすぎて(^^)ただそれをエンドー役の松尾スズキが中和していました。
またこういう作品でヒロイン役には珍しく菊池凜子が起用されていますね。またチョイ役で、たくさんの俳優が出ていますが、その中でおっと思ったのが、園子音が出ていましたね。
もちろん俳優としても活動していますが、自作品以外でもオファーがあるんだ、と思いました。
やはりラストはちょっと面白い展開になるんですが、それまでのドタバタが、長い長い(^^)口の悪い水野美紀が、たまらんですね(^^)

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二人である物を見つけに

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サヨコが合流


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さらに後ろの男と

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その舎弟も

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そして何かを知っていそうな真島

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