anttiorbの映画、映像の世界

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KILLERS/キラーズ

2014年作品、モー・ブラザーズ監督、北村一輝、オカ・アンタラ主演。

白覆面をした男が、監禁をしていた女性を残酷に殺していく。 ここは東京、野村(北村一輝)は覆面を取り無機質な処刑室で女性を無残に殺し、その様子をビデオカメラで撮影していた。 彼は、その映像を編集してインターネットの動画サイトにアップするのを習慣にしているのだ。
ある夜、いつものようにターゲットの若い女性を探していると、歳の離れた姉・久恵(高梨臨)と弟・宗一が現れる。 久恵が宗一を道路の真ん中に立たせて殺そうとしているのを見た野村は彼女に興味を抱き、彼女が働く花屋を頻繁に訪れるようになる。 いじめられっこの宗一が野村になつく姿を見るうち、久恵も彼に心を開いていく。
ジャカルタ。 正義感溢れるフリージャーナリストのバユ(オカ・アンタラ)は、町の有力者ダルマ(レイ・サヘタピー)の汚職事件を追求したことから罠にはめられ、取材を断念する。 別居中の妻ディナ(ルナ・マヤ)と娘エリへの愛を支えに生きていたバユは偶然、野村の動画を見つける。
嫌悪に顔をしかめながらも画面から目を離すことができない。 そしてこの残酷な動画にバユのこころの中で、なにか危険な欲望が目覚め始める。
そんな折、バユはタクシー強盗に遭遇し、拳銃を突きつけられる。 咄嗟の判断で銃を奪い、犯人を殺したバユは、かつてない高揚感に包まれる。
彼は死にゆく犯人の姿を携帯カメラで撮影し、ネットの動画サイトに投稿する。
そしてその動画を、なんと東京で野村が見るのだった。 バユの映像を発見した時彼は、仲間だと直感する。
そして野村は、バユに接触し始める。 バユは拒絶しながらも、抑圧してきた暴力衝動を目覚めさせていくのだった…

ブロともさんの記事を見て、私好み(^^)のグロイ作品と思い、huluに入っているのでさっそく鑑賞をしました。 日本とインドネシアの共同制作の作品となっています。
主人公は二人、日本側が北村一輝インドネシア側がオカ・アンタラという俳優さんと言う事ですね。 私は初めて見る俳優さんですが、「ザ・レイド GOKUDO」に出ているという事なんでいずれ見る機会はありそうですね。
監督はティモ・ジャヤント、キモ・スタンボエル。「ABC・オブ・デス」「V/H/S ネクストレベル」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11926275.html にも参加していますし、しっかりした長編は初めてなんでしょうか?
物語は、狂気を隠し持った青年の村と、彼と接触を持ってしまってから心の内の狂気を読んでしまった家族と離れて孤独に暮らすバユの物語ですね。
決して強く、無敵な存在でない二人、二人とも殺人鬼と化していくんですが、普通のそこらにいつ人間が狂気に足を踏み込んで行ってしまう原因、因子って、なかなか他人にはわかりづらい部分なことを感じさせてくれますね。
野村の動機が何とも切ないですね。 そして交わることがないであろう二人がとうとう出会ってしまう。 大きな悲劇の予感がする作品でした。

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白覆面の男の残虐シーン

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それを見てしまうバユ

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野村はこの兄弟を見つける

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彼は次々に惨殺していた

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そしてバユも伝染して行く

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