anttiorbの映画、映像の世界

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リーピング

2007年作品、スティーヴン・ホプキンス監督、ヒラリー・スワンク主演。

キャサリン・ウィンター(ヒラリー・スワンク)は、死体が腐敗しないと言うチリの奥深い地域に捜査に出かけた。 大昔の遺体が腐敗しないで残っている。 しかしその周りでは次々にひとがおかしくなり、意識が無くなる状態も報告されていた。
彼女は慎重に調査して行くと、ある地下に行く着く。 そこは有害物質の充満している場所だった。 発展途上地域ではよくある話で、危険物質を不法投棄していて、その有害物質の影響で起こった事件だった。
彼女はかつて聖職者としてスーダンで布教活動を行っていたが、最愛の夫と幼い娘を殺され信仰を捨てた。 今では大学教授として “奇跡” といわれる現象の真相を科学的調査で解明する第一人者となっている。
涙を流す像、聖人のような形のしみが浮き出た壁、血を流す手のひらなど、世界中から調査を要請され、これまでに彼女に解明できなかった “聖なる” 謎は一つもなかった。
チリで起きた「神の奇跡」を解決した後、そんなある日、ヘイブンという小さな町で教師をするダグ・ブラックウェル(デイヴィッド・モーリシー)がキャサリンのもとを訪れ、町の人々が神のなせる業だと信じている一連の不可解な出来事について解明してくれるよう頼む。
その時、宣教師仲間だったコスティガン神父(スティーヴン・レイ)から電話がかかってくる。 彼の持っている写真が突然燃え出し、その部分は彼女の映っている部分だと言い、冥界の神であるケレスのシンボル が浮かび上がったという。
彼は不幸の前兆だというが、キャサリンは忠告を無視して依頼のあった調査へ出かけてしまう。
キャサリンは、パートナーのベン(イドリス・エルバ)とともにヘイブンへ赴く。 その町は、ルイジアナの深く暗い森と澱んだ沼に埋もれるようにして存在していた。 いかにも何かが起こりそうな町。 そこで一人の子供が死に、川の水が血に変わったという。
そして真っ赤に染まった川に二人は入って行き調査を開始して行くが、そこで次々と信じられない現象が起きていくのだった…

超常現象、神の仕業、世界にはいろんな不思議なことが目に見える形ではっきり起こることが多々ありますが、ほとんどの事が科学で説明がつくこと、と言ってしまうと夢もくそもないですが、そんな人間がこの主人公のキャサリンなんですね。
彼女はある事件で神への進行を捨てるんです。 それはあまりにも惨い事件でした。 まあ誰でも、そうなってしまうような話ですし、180度人間が変わってもおかしくない。
物語は、彼女にとってはいつもの依頼ですが、今回の件は気をつけろと言う神父から電話がかかってきます。 でも信仰を捨て、今までほぼ100%科学で解決をしていた彼女にとって、逆に闘志が湧いてくる感じなんですね。 ただ、今回はさすがに違っていた。
監督のスティーヴン・ホプキンスはSF、ホラーなど結構見た作品が多いですし、来年書こうと思っている 「エルム街の悪夢」 5作目を撮っていますね。
ジャンルとしてはホラーですが、まあカルトの世界を描いたちょっと悲しい作品でした。 なかなかキリスト教の聖書にかかわる作品は、聖書が頭に入っていないと理解しづらい(^^)

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依頼に来たダグ

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一緒に調査に来たベンと赤い川を調べる

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神父が言っていたケレスの印

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そこで少女を見つける

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そして不思議な現象が起き始める

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