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娼年

2018年作品、三浦大輔監督、松坂桃李 真飛聖 冨手麻妙 猪塚健太出演。

大学生の森中領(松坂桃李)は、少年のころ母親を失くしていた。 その日彼は熱を出し学校を休んでいた。 母親は彼をおいて外出していき、温かくして待っていてねといい、それが母と会った最後となってしまう。
彼は、今日はちょっと軽い女とSEXをしていた。 彼女(階戸瑠李)はことが終わった後、本棚に目が行き、難しい本を読んでいるねと言っていた。 大学生活に飽きバーでのバイトに明け暮れていた領のもとに、ある日、ホストクラブで働いている中学校の同級生・田島進也(小柳友)が、客の御堂静香(真飛聖)を連れてやってくる。
「良い金づるを見つけた」 そういって浮かれる進也だったが、女や恋愛に興味がないと言い放つ領に、彼女はいつの間にか、コースターの下に名刺を置きメモを書いていた。
店が終わったころ彼女が車で迎えに来て、彼女のいわれるがままある場所に連れて行かれ、そこで彼は “情熱の試験” を受けさせられる。 それはここでSEXをするという事だが、相手は一見幼く見える娘・咲良(冨手麻妙)だった。
彼女は耳が聞こえないが、人の言っている事は唇が読める。 そして彼女とのSEXが終わった時静香は 「あなたのSEXの値段はこれ」 と5000円を置く。 これは不合格という事だったが、咲良はそこに5000円を足してくる。 10000円、それはぎりぎり合格の値段だった。
ここは、静香はオーナーをしている秘密の会員制ボーイズクラブ 『パッション』 という店だった。 ここに入るための試験だったが、もし入るのなら24時間以内に連絡をしてほしいと言われ、その日は帰っていく領だった。
家に帰ると、昨日寝た軽そうな女から、メモがあった。 なんとなく彼女なりの気遣いを見せたメモに、領はパッションで働くことを決める。 ただ、バーテンダーの仕事は引き続き続けるのだった。
はじめは、戸惑いつつも娼夫として仕事をするうちに、領は女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、やりがいを見出すようになっていく。 そして彼を買った女性たちは、どんな女性の欲望も引き出す彼と時間を過ごすことにより、自分を解放していく。
やがて静香に対しても思いを寄せるようになるが…

いや、全編桃李君の裸ばかりの作品でしたね(^^) でもこれはなかなか面白かった。
監督は三浦大輔、「愛の渦」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12581731.html もエロティックな作品でした。 そして 「何者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14504070.html では打って変わって売れっ子若手役者を集めた就職のお話でした。
主演は松崎桃李、「不能犯」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15368678.html では不気味な凶悪犯でしたね。
謎の多い女性・御堂静香役で真飛聖、「帝一の國」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14894128.html に出演していたようですが、ちょっと記憶が薄かった。 「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14518386.html では今井万里子役をしていました。
咲良役で冨手麻妙、「クソ野郎と美しき世界」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15461822.html 「女子高」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15406328.html と、がんがん出まくっていますね。 体当たりの約は好感が持てますね。

いきなりのSEXシーンで始まり、綺麗な桃李君のお尻がまず目につきます。 領はSEXの後も何か死んだ目をしています。 だからと言ってSEXはそれなりに手は抜いていないようですが、女性に対して、つまらない存在という大きな感情を抱いているんですね。 そこそこにモテるんですが、同じように大学生活もつまらない、どうしてそうなってしまったのか? それは幼いころ母を失ったかことが大きく影響をしているのはすぐにわかります。
そこで現れた御堂静香、年恰好はちょうど母親が生きていれば同じくらい、そして彼女は自分ではなく咲良という女の子に相手をさせます。 口のきけない彼女は、何か始めから領を気にかけて行きます。 そしてもう一人、領を初めて見た時から、絶対売れると思った人間がいるんですね。
“娼夫” 今作では “娼年” と言う題名になっています。 原作は石田衣良、どうやらこれは続編があるようですね。 この物語では、どんどん主人公の領の表情が生き生きしていく感じが描かれています。
それはSEXの世界におぼれていくのではなく、女性の奥底に潜んでいる閉じ込められた感情に触れることによって、女性を理解し、そしてその素晴らしさ、そしてそれぞれの生きざまに刺激を受け、何か彼自身もやっと外の世界に出ていく、そんな構成になっていくんですね。
領のバーに来る大学の同級生恵、彼女はノートのコピーを持ってくる代わりに、ここではすべてただになるんですが、領に恋をしているのは誰にもわかります。 彼女との関係が、なかなか切なく、良いんですね。 ここだけ現実世界のような感じさえ受けます。
ちょっとこれは、私の中では上半期の上位にランクインする邦画作品でしたね。

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SEXをしても女性はつまらないと思っている領

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そして御堂静香と出会う

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そして娼夫となる領

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そして彼が変わっていく

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女性になにかを見出していく

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