anttiorbの映画、映像の世界

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ロッキー4/炎の友情

1985年作品、シルヴェスター・スタローン監督、主演。

かつて、2度にわたり壮絶なヘビー級タイトルマッチを演じたロッキー・バルボアシルヴェスター・スタローン)とアポロ・クリード(カール・ウェザーズ)は、リングの上では宿敵だったが、今では固い友情で結ばれていた。
クラバー・ラング(ミスター・T)との試合の後、深夜のジムで二人きりのスパーリングを楽しむ二人だった。
妻のエイドリアン(タリア・シャイア)とも結婚9年日を迎え、一粒種のロッキー・ジュニア(ロッキー・クラコフ)と幸せな日々を過ごしているロッキー。 義兄のポーリー(バート・ヤング)の誕生日に、身のまわりの世話までできるロボットを贈るほど、その生活ぶりは豊かだった。
一方、ソ連のアマチュア・ヘビー級ヂャンピオン、ドラゴ(ドルフ・ラングレン)が渡米したとのニュースがをTVで放送されていた。 科学的なトレーニングを積み、恐るべき破壊力を持ったサイボーグのようなドラゴ。 本人はほとんだしゃべらず、妻ルドミラ(ブリジット・ニールセン)やコーチのみが彼の能力を話す姿は、本当に作られた最強マシーンのようだった。
それを見たアポロは、ロッキーの家に行き、彼自身が戦いたいと言い出す。 しかしロッキーも、エイドリアンも引退して5年ほどたっているアポロには無理だと思い、アポロに思いとどまるよう説得する。 しかしアポロとしてのボクサーの情念がわかるロッキーは、結局アポロを止めきれないのだった。 そしていつしかアポロの現役復帰に手を貸してしまう。
そしてドラゴとアポロのエキシビジョン・マッチが決まった。 この試合ははラスベガスで開催された。 ロッキーをセコンドにつけ、スーパースターのジェームス・ブラウンが歌う華やかな演出の中、陽気にリングに上がるアポロ。
それに対し、会場のブーイングにも臆することなく無表情で傲然と佇むドラゴの姿に、ロッキーは一抹の不安を覚える。
試合が始まると、最初はアポロが往年のテクニックでドラゴを翻弄し余裕を見せつけていたが、ドラゴが反撃に転じると、アポロはその強烈なパンチになす術もなく打ちのめされてゆく。 もはやエキシビションなどではなく、ドラゴが本気でアポロを叩き潰そうとしている事に気付いたロッキーは試合を止めさせようとするが、ボクサーとしての闘志に火が付いたアポロはそれを拒否し、諦めずに立ち向かっていく。
だがそれも空しく、ドラゴの強打を浴び続けた末にアポロはリングに倒れ、そのま ま帰らぬ人となってしまった。
友の死を見てロッキーの心が動く…

シリーズの中で、結構好きな作品。 特にこの主題歌の「バーニング・ハート」は、やはりサバイバーの路線継承で、私はこの曲もかかると燃えるんですよね(^^)
雪山で、たった一人で自然と戦うがごとくの原始的トレーニングをするロッキー、そして極めつけはエイドリアンが駆けつけるんですね。
また、ジェームス・ブラウンとかサントラが充実していた。 スタローン作品に参加するのがステイタスになりつつあったのか?
なんといっても今作は、後の盟友となるドルフ・ラングレンと、一度は結婚するブリジッド・ニールセンがソ連の敵役で出演しているところが肝ですね。 ペレストロイカになっていくゴルバチョフ政権、雪解けムードが漂う中、米ソ対決を基調としているんですが、ラストはちゃんと違う感じに仕上げているんですね。 まあアメリカ万歳は変わりませんが(^^)
特にドルフは これが大出世作で、スタローンは恩人でもあるんでしょうね。 「エクスペンダブルズ」シリーズhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7487306.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7498355.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12350049.htmlでもレギュラーになっていますから。
しかしここがロッキーのピークだったんでしょうね。 この後、終焉に向かったドラマになっていくんですが、またこれが味わいがあるんですが。

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ドラゴを連れてきた妻とコーチ

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恐るべき破壊力を見せつけアポロは

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敵地での対戦のロッキーにエイドリアンが駆けつける

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大ブーイングの中、ソ連での対決開始

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大逆転劇!

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