anttiorbの映画、映像の世界

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HAZE ヘイズ

2005年作品、塚本信也監督、主演。

男(塚本晋也)が目覚めると、体を動かすこともできないコンクリートの密室に閉じ込められていた。 どうしてこんな所に? ここに来る前はどこにいたのか。 唯一分かっているのは、自分の腹部が出血し、早く手をうたないと死んでしまう、ということだけ。
男は必死に体を動かし、異常に狭いコンクリートの空間を移動していく。 途中配管のようなところがあった。 その配管を手ではつかめない。彼はそれを口にくわえながら辿っていく。
どんなに移動しても、一条の光も見ることのできない男は、ついに力尽きる。 死の淵に身を横たえた時、何か忘れていた大事なイメージが甦りそうになる。 そのイメージにすがりつくように最後の力を振り絞って再び移動していく男。
すると、男はひとりの女(藤井かほり)と会う。 女も地獄のような環境をくぐり抜けてここにたどり着いたようだ。 男と女は、少しずつ元いた場所を思い出しそうになるが、その世界は空漠として、本当に帰りたい、帰るべき場所なのか曖昧に思えてならない。
男は脱出をあきらめようとするが、女はやはりさらに進む、と言う。 ふたりは、この地獄から脱出することができるのか。 そしてこの先ふたりにどんな地獄が待ち受けているのか。 そこに光はあるのだろうか...

塚本信也監督作品は、「鉄男」のセルフリメイクの「鉄男 THE BULLET MAN」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12719350.html とか、「悪魔探偵」は鑑賞していますし、出演作では「稀人」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7840134.html が彼の世界観を清水崇監督が上手く描いていたという感じでした。
俳優としての方が私は馴染みがあるんですが、監督としての世界観の迫力は凄いですね。 凄すぎて、けっこうついて行けない作品が正直ある気もしますが、実はこのDVDに彼の作品群のCMがいろいろ入ってきて、それだけでも見応えを感じてしまいます。
今作は49分の短編の作りで、登場人物も主に二人きりで、閉鎖空間の理由がわからないシチュエーションの作品ですね。
こういう感じの作品は、「[リミット]」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7004930.html や、「ブレーキ」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13452087.html が洋画ではありますが、この作品はもっと、粘りつくような感じですし、絶望感の度合いが違う感じがしますね。
ただ今作は、途中の展開で、ある程度この空間が、どういったものなのかの予想がつく感じはします。 この二人の関係はなんなのか? その辺りもヒントになっていくんではないでしょうか?
まあ息苦しい作品でした。

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気がつくとこんな閉鎖空間にいた

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口で配管を加えて移動する男

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そして異様な空間に女がいた

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そして死に物狂いで出口を見つけようと

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