中学の卒業式、剛田猛男(鈴木亮平)の元に同級生や後輩が群がっている。 彼との別れを惜しむ生徒でいっぱいだったが、全部男子ばかりだった。 ボタンをくれと言われて遠慮なくあげるが、第2ボタンだけは好きな女の子にあげたいと思い、意中の女の子をもとへ行くが、彼女は砂川誠(坂口健太郎)の告白している真っ最中だった。
しかし砂川は彼女をあっさり振ってしまい、彼にはもう渡すボタンもなかった。 猛男は自分の第2ボタンを洗い、砂川に彼女に渡させるのだった。
15歳になった高校1年生・剛田猛男は、全く高校生に見えない顔面と巨体の持ち主、かつ豪傑・硬派なまさに純日本男児。 そのいかつい風貌から女子には全くモテないが、情に厚くいつ何時も人助けをする包容力で、男子からは全幅の信頼を得ていた。
そんな猛男がこれまで好きになった女の子は皆、猛男のマンションの隣に住む超イケメン・砂川誠を好きになってしまう。 だが猛男と砂川は幼馴染の親友で、砂川を素晴らしい男だと認めていた猛男は、そうなることも仕方のないことだと思っていた。
今日も彼は溺れていた小学生を必死に助けるのだが、その風貌から彼は誘拐犯と間違われてしまうし、砂川が助けたことにされてしまう。
そんなある日、チャライ男(中尾明慶)の絡まれている女の子を、猛男は早速助けに行く。 あっさり撃退した猛男だが、涙を見せる女の子に彼はとっとと逃げ出してしまう。 また危ない男と言われるのが嫌だったからだった。
しかし彼女は猛男を追いかけてきて 、丁寧にお礼を言うのだった。 女子高生は大和凛子(永野芽郁)と名乗り、猛男は大和を一目見て好きになってしまう。
しかし彼女は、お礼にと言って再び会うことを約束してもらうのだった。 彼女の得意はケーキやお菓子作り、その日彼女は、チーズケーキを作って持ってきた。 猛男はめちゃくちゃ美味しいケーキだと思った。 しかし彼はいつものように、大和は砂川が好きだろうと思い込むのだった。
そして、猛男は大和の思いを叶えるために何とか砂川と付き合わせようと苦心するのだったが…
これは予告編から見たかった作品でした。 邦画で、漫画原作で見たくなる作品はあまりないのですが、鈴木亮平が大増量して、今作に挑んだということも聞いていたので、結構楽しみにしていました。
河合監督作品は、「映画 鈴木先生」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11249860.html を見ていますが、これも好きな作品でしたし、監督のタッチは結構好きですね。 けっこう仕掛けをじっくり作る監督ですし、今作もそれが生きていました。
若いけれども、不器用な男の物語は共鳴しますね。 超イケメンと野獣のコンビ、これもまたいいですし、どうして二人が親友なのかというところもしっかり描かれています。 男の友情物語もこの作品の肝ですね。
そしてなんといっても永野芽郁ちゃんが可愛いんです。 子役からやっているので演技はしっかりしているんですが、女優としてもいいですね。 彼女の悲しい顔、そして笑顔はなかなかほっこりくる愛くるしさでした。
友達に言い切るシーンの迫力は凄くて、こういう演技ができるのは良いですね。
CMのあのシーンがどこに出てくるかはお楽しみですが、気分がよくなる青春作品でした。
対照的な二人、でも親友
ある日ナンパされている女子高生を助ける
そしてお礼に3人デート
スポーツ万能の猛男
合コンでお化け屋敷に行って事故に遭う3人