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修羅 黒衣の反逆

2017年作品、ルー・ヤン監督、チャン・チェン ヤン・ミー チン・シーチェ チャン・イー出演。

17世紀の初頭、明は国力が弱り、北西からは金の台頭を許し、明軍は瀕死状態にあった。 国境の最後の兵士・ルー(チャンン・イー)たち3人が処刑されそうになった時、死体が折り重なり難を逃れた兵士:沈煉(チャン・チェン)は、囚われた3人の兵士を助けることに成功した。
1619年。 あれから8年がたち、不慮の事故で皇帝の命が危ぶまれている国情に、国を動かしているのは宦官の魏忠賢(チン・シーチェ)になりつつあった。
沈煉はその後、朝廷直属の秘密警察・錦衣衛の所属となっていて、ルーは彼の上官になっていた。 そこに殺人事件が起き、殺されたのはかつて彼が助けた3人のうちの一人イン・チョン(リー・ユアン)だった。
犯人の捜査を始める中、彼は信仰のある僧侶から、美しい絵をもらっていた。 その絵を描いたのは北斎という人物で、評価の高い絵師だという事だった。 絵を受け取った帰り道、突然の雨が降ってきて、困っている時に突然傘をさしかけてくれる女性がいた。 美しい女性は名前も名のらず行ってしまう。
しかし、彼に下った命令は、政治を貶める絵を描いたとして指名手配されている絵師・北斎を暗殺するということだった。 北斎を捕らえに向かう沈煉たちだったが、北斎は沈煉が数日前に出会った美しい女(ヤン・ミー)であった。
彼女に暴行する仲間を止めようとして争った末に誤って殺してしまう沈煉。 任務中の事故に見せかけ北斎と逃げるものの、魏忠賢への反対勢力が力を強めていく中、沈煉は謎の組織に奇襲されるのだった…

私は東アジア史が好きなんですが、これは17世紀、明が衰え、女真族の金、そしてほどなくモンゴル国が台頭してくる時ですね。
監督はルー・ヤン、1作目が監督第1作でしょうか?
主演はチャン・チェン、近作は 「MR.LONG/ミスター・ロン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15323004.html でしたね。 これはお勧めです。
そしてヤン・ミー、美しく可愛い女優さんですね。 はじめて見たようです。

物語は明北境の警備兵の生き残りだった沈煉たちでしたが、勇敢にたたかった功績でしょうか、錦衣衛の地位についていました。 この衣装を着ているだけで、周囲に与える影響は大きく一目置かれる存在になっていることは確かです。
しかし明帝がおそらく暗殺未遂をされ、生い先が危ぶまれる中、宦官の権力が増してきているんですね。 そこに謎の集団が現れ、襲いかかってきます。 誰が味方で誰が敵なのか? 沈煉はそれを掴めない中、戦いに突入していきます。
どうやらこれは続編のようですね。前作は 「ブレイド・マスター」 というようですが、時代は前作のほうが後で、これが前日譚のようですね。
この後、明かされる本当の黒幕、明の末期はこういう腐敗がとても進んでいたという事のわかるお話でした。

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錦衣衛となった沈煉

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そしてルーが上官で、出世していた

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雨の日にあった美女

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彼女が北斎であった

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そして北斎暗殺命が下る

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しかしなぜか一緒に逃げることになってしまう

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