有能な編集者として活躍したウィル・エイテンテン（ダニエル・クレイグ）は、長年勤めた会社を辞め、ニューヨーク郊外に購入した夢のマイホームに転居する。 同僚から寂しがられ、ここで愛されていたらしい。 その日は雪が降り積もっていた。
愛する妻リビー（レイチェル・ワイズ）や娘たちと過ごすため、この家で小説を執筆して暮らすという決断は、長い間、仕事人間として過ごしてきた彼の人生の新たなスタートだった。
妻はその決断を心から喜んでいた。 もちろん二人の娘たちも。 テーブルに鉢植えが置いてあった。 今朝ポーチにあったという。 いったい誰が置いて行ったのか？
迎えの家庭は、どうやら離婚しているらしい。 夫のジャック（マートン・チ ョーカシュ）が娘を迎えに来ていた。 そして妻のアン（ナオミ・ワッツ）に対して荒々しい態度だった。 ジャックは100％親権は無理だということに腹を立てているらしい。
その夜、下の娘のトリッシュ（ テイラー・ギア）が外に変な男の姿を見たと言った。 風邪で、枝が当たっていたのがそう見えたということになったが、次の日その枝を取り払おうと梯子をかけた時、そこに男の足跡があった。 その足跡は娘の部屋の窓に続いていた。
さらに夜、変な物音がしたので、地下の物置に行くとなんと若い奴らの溜り場になっていた。 追い払ったのだが、この家は殺人があって空き家になっているというのだ。 化粧をした男が、「奴が戻ってきた」と言い残し逃げて行った。
溜り場になった後には無気味なマネキンや人形、そして蝋燭がともされていた。
すぐにウィルは警察に行くが、なぜか警察の態度は冷たかった。 そして、その家の事件ことを聞き、その家の持ち主だった男の名前を聞く。 名前はピーター・ウォード、そしてその男は生きているらしい。 しかし捜査資料を見せてはくれない。
家に戻ると、リビーと娘のディディ（クレア・アスティン・ギア）とトリッシュが怯えていた。 事件のことを聞いたらしい。 そしてウィルは、迎えのアンのところに行き事件のことを聞こうとするが、何か知っているようだが、話そうとはしなかった。
そして何かおかしいことが頻繁に起き始めるのだった…
劇場公開時に見たかったこの作品、始めの展開から、一転したラストはなかなかの出来なんですが、どうしてもつじつま合わせを探ってしまいますね。
物語としては大変さびしく悲しい、そして報われることはない作品なんですが、ちょっと涙するラストにも感じられます。
妻のビリー役にレイチェル・ワイズ、二人の可愛い娘の母親役は良かったですね。ネタバレを避けると、なかなか記事を書き辛い作品なんですが、名前が一つのキーワードになっているところが、途中語られますが、ピーターを追うところからだんだん本当の現実はという展開になっていくところが面白かった。
ちょっと細身に感じるダニエル・クレイグ、こういう役もいいですね。
雪の日家に帰るウィル
人影は？
