anttiorbの映画、映像の世界

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リング0 バースデイ

2000年作品、鶴田法男監督、仲間由紀恵主演。

携帯で話している少女、ビデオの話、ビデオに井戸が出てくる、夢に井戸が出てくる、その井戸は古い、一か所かけている等々。 夢の話はビデオと一緒のようだ。 そして・・・
今から30年前の事、ある島に中央日報という新聞社の宮地彰子(田中好子)が小学校の教師・須藤(角替和枝)を訪ねてきた。 11年前に担任をした山村貞子の事を聞きたいと言って。 写真は無いという。 ここでは当時生徒12人が死亡するという海の事故があった。 宮地は山村貞子を追っていた。
18歳になった貞子(仲間由紀恵)は、母・志津子の死をきっかけに上京し、劇団・飛翔の研究生になっていた。 
主役の葉月愛子(奥貫薫)が必死に練習しているが、演出の重森勇作(若松武史)がなかなかOKを出さない、何かにイラついているようで、二人は口論にさえなっていた。
貞子は母親の志津子(雅子)に似てやはり特殊な能力を持っていた。 劇団に入ってもやはり暗い存在だったが、でも努力は人一倍していた。 しかし劇団は何か雰囲気が悪くなっていた、いや何か異変が起こりつつあったのだった。
愛子はおかしな夢を見ると、同僚の有馬薫(高畑淳子)に言うと、彼女も同じ夢を見ると言う。 そしてある日決定的なことが起きてしまった。 愛子が稽古中に謎の死を遂げてしまうのだった。
宮地は久野亘(水上竜士)を訪ねある録音テープを聞かせるのだった。 久野は伊熊平八郎(伴大介)の弟子だった。 
30年前の志津子の公開実験についての音源だったのだが、そこに異様な雑音が入っていたのだった。 そしてそこにいた記者達が命を落としたというのだった。
宮地はその中に自分の婚約者がいたのだった。 彼女は執念で貞子を探し真相を突きとめようとしていたのだったのだが…

これで、一連のリングシリーズがいったん終了する作品です。
山村志津子の公開実験、そしてすべてのカギを握る貞子自身の話を、30年遡って貞子の人物像に迫る物語ですね。
どうして貞子が誕生したのか、そしてどんな死を迎えたのか、生まれたときから母親の特殊能力を受け継いだがために、養父(実の父かも)によって殺されてしまう悲劇、そんなすべてを怨念にしてしまった貞子、悲しみいっぱいのホラーです。
それがさらにいま怪物化して新しい貞子の映画になっています。 よくできたリングシリーズですが、復活させたのなら、ちゃんと納得の決着をつけてほしいなと思いたくなる秀作のシリーズの完結編でした。

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成長した貞子、母親と一緒能力が

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劇団に所属するが

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医師に相談する貞子

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一人ぼっちの貞子

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理解者の遠山

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