anttiorbの映画、映像の世界

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アデル、ブルーは熱い色

2013年作品、アブデラティフ・ケシシュ監督、アデル・エグザルホプロス主演。
 
女子高生のアデル(アデル・エグザルコプロス)は、同じクラスの仲間たちとたむろって話すのはやっぱり男のこと。 そんなアデルを遠くから見つめているのはトマ(ジェレミー・ラウールト)、周りの友達ははやし立てる。
アデルもちょっと意識し始めたとき、トマからデートの誘いが来た。
待ち合わせ場所に向かうアデルはちょっと遅れてしまった。 急いで向かう途中、街中ですれ違った青い髪の女性(レア・セドゥ)に周囲の人とは違う何かを感じた。
その日は、普通に会い、食事をし、家に帰ったアデル。 しかし次の日、クラスの仲間からは、もうSEXをしたのかとしつこく言われる。 アデルはしたならしたと言うと言い切るが、すぐにトマとSEXをしてしまうアデルだった。
しかし、アデルはなんとなくもうトマに対する感情は薄れ、すぐに別れてしまう。
そして何気なく話していたベアトリス( アルマ・ホドロフスキー )とキスをしてしまう。 何か違った感じを受けたアデルは、トイレでもう一回ベアトリスに迫るが、彼女はそんな気はなく拒否されてしまう。
何となく面白くなくなった彼女は、クラスメートの男の子に誘われていった、ゲイバーを出て、ほかのバーに行ったところ、そこにいたのは髪の青い女性・エマだった。
彼女は優しく話し掛けてくれた。 そしていろいろ話すうちにお互いの今の状況を語り合い、その日は別れた。
しかし数日後、高校の門のところでエマが待っていた。 クラスメートが呼びとめるのも聞かず、アデルはエマと二人きりで歩いて行った。
エマの新しい生き方が始まるのだった…
 
3時間の長い作品、エマとアデルの長いレズシーンが、何とも官能的な作品でした。
アデル役のアデル・エグザルホプロスは、初めて見た若い女優さんですが、現在21歳、これを撮ったころは10代後半だったでしょう。 高校生から数年間を演じているんですが、年月のテロップが入らないので、進行から判断していく感じでした。 だから実年齢よりちょっと背伸びした年齢を演じているので、幼さが残っています。
相手役のエマを演じているのが、レア・セドゥ。 彼女は「美女と野獣http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12342339.html のヒロイン役をしていましたが、どうも官能的な女優さんだなと思っていましたが、この作品を観て納得でした。
どうもアデルよりもエマの方に目が行ってしまいますね。
レズビアンということを隠そうとしないエマに対して、アデルはバイセクシャルなんですね。 男性、女性というよりも、自分と相性がいい人を求める、そして寂しさがある感じなんですね。
両親も普通で、彼女を慕う仲間もいるんですが、なにか心からの笑顔の少ないアデル。 でも自分の将来像は、教師なんですね。 小さい子供と接したい、だからレズビアンということは隠したい、そこからエマとの関係が崩れて行きます。
この作品は、第66回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞しましたが、男性の私には、正直なかなか心理状態を理解しづらい作品でした。(G)
 
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アデル、どことなく孤独が漂っている
 
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そんな時エマと出会う
 
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ふたりは愛し合っていく
 
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