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陽だまりの彼女

2013年作品、三木孝浩監督、松本潤上野樹里主演。
 
小学生の時、母・祥江(西田尚美)と弟と3人で江ノ島へ行った奥田浩介は、その時猫を助けた。 首にお守りをしている猫だった。 しかし浩介の手をするりと抜け、逃げてしまった。 走って追っかけていくと、その猫を抱いた大下(夏木マリ)のところに着いた。 大下と猫は浩介のことをじっと見ていた。
新人の営業マン・浩介(松本潤)は、“鉄ちゃん”で、弟の翔太(菅田将暉がたまに潜り込んでくる。 遅刻寸前で会社に駆け込みエレベーターに乗る。 
一緒に乗った可愛い子(石橋杏奈)をデートに誘おうとしたが、そこに峯岸ゆり (谷村美月)が入ってきた。 しかしその子は結婚が決まったと言い、遅かったですねえとダメ押しされる。
席に着くと、先輩の田中(大倉孝二)と早速お客のところに行くことになる。 そこで担当の新藤(玉山鉄二)に挨拶をしていると、奥から出てきた女の子を見て浩介は驚いた。 幼なじみの渡来真緒(上野樹里)だったのだ。 真緒は、そこでやり手の若い女性担当者だった。 そしてこの仕事の担当者になったのだった。
彼女はもちろん、浩介のことを覚えていた。 そして浩介も忘れるはずはなかった。しかし咄嗟のことで、浩介はお客でもある彼女には敬語を終始使うのであった。 それも無理からぬ訳があったのだ。
10年ぶりに対面した真緒は、バカにされていた中学時代と打って変わって、魅力的な女性になっていた。 彼女は中学の時同じクラスに転向してきたのだった。 しかしなにか垢抜けない彼女は、勉強もからっきしで、早速イジメの対象になっていたのだった。
中学の時の真緒(葵わかな)を先頭立っていじめていたのは潮田(三浦透子)という女だった。 ある日あまりにもヒドイ露骨なやり方に、ついに浩介はキレて、潮田にいじめに使っていたマーガリンを逆に潮田にの顔に塗りたくったのだった。 
“マーガリン事件”と家族のあいだで言われてて、それを聞いて、担任の先生が母のところに飛んできて、母は泣きながら謝ったのだった。
しかしそこから真緒と、浩介は孤立していったのだった。 しかし真緒はそんな浩介とのふたりぼっちが嬉しそうだった。
しかし、浩介は中3の夏休みに転校していったのだった。 そう、浩介は真緒を置いて逃げ出したのだった。
今の真緒は、そんなイメージは微塵もなく、仕事もできるし、可愛かった。 そして真緒を見つめる新藤の視線も気になっていた。
しかし、真緒の視線の先は浩介しか見ていないのだった・・・
 
公開時は、普通の恋愛もの? と思ってスルーしていましたが、皆さんの記事を見ていく中、?そうではないのだなと感じ、やっと視聴しました。
何気なく見ていた導入部、そして途中のヒントから、だんだん???でしたね。
あっという間に親密になる二人、中学時代のふたりの境遇から自然だとは思いますが、それでも真緒の積極性に違和感を持っていて、そんな安易なと思ってしまったことに、あとあと後悔をしちゃう展開でしたね。
動物の寿命は、通常人間より短いですね。 一部の取りを除くと、ペットとなる動物たちは先に旅立っていきます。 そんな事を考えながら、いずれは今のコザクラたちとの別れが来るんだなあと思いましたが、“猫は九生”という言葉にちょっと救われた気がしました。
うちのコザクラたちも、また生まれ変わって来てくれるかな?なんて(^^)
上野樹里は、衝撃の「スウィングガールズ」の初主演から注目していますが、あまり崩れず、そして自然な役が一番ですね。 ちょっとヒロイン色が強い作品でしたが、儚い役もちょっと似合うかもですが、それ以上に中学時代の真緒役の葵わかなちゃんが可愛かった。
もっとあそこを引っ張ってもいいのではと思える輝きを持っていました。
転校して逃げる浩介の後ろで泣きじゃくる姿に愛おしさを覚えました。
なかなかのファンタジー作品でした。
 
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幼いころ江ノ島
 
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謎の女・大下
 
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ふたりぼっちになった
 
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そして再び彼の前に現れた真緒
 
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しかし真緒にはある秘密が
 
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