1991年作品、北久保弘之監督、声の出演:松村彦次郎、横山智佐。
「はるこさーん」おもらしをしてしまった寝たきり老人の高沢喜十郎(松村彦次郎)は寝たきり老人となっていて、芙蓉看護学院2回生、19歳の三橋靖子(横山智佐)がボランティアに来ていて、いろいろ世話をしてくれる。 緊急通報をすると彼女が来てくれる。
そんな時救急車がこちらにやって来た。 また緊急通報をしたのかと靖子が思っていると、喜十郎は男たちに連れて行かれてしまった。
現れた男は厚生省の役人の寺田(小川真司)と言って、喜十郎は選ばれたという。
次の日授業を聞いた後、同じ講義を取っている大江信子(佐藤智恵)があることを言った。 厚生省の新しい看護装置のお披露目を、総合福祉センターで行うということだった。 そのモニターに喜十郎が選ばれたというのだった。
すぐにそこに向かう靖子だったが、そこには昨日の寺田という男がいた。
「Z-001号機」のモニターとなった、喜十郎は、その装置のプレゼンテーションに出ていた。 これ1台あれば、もう人間の手を煩わせることなく、寝たきり老人が生きていけるというのだが。
動力は原子力、超小型原子炉を積んでいるというが。 しかし靖子は、こんな姿になった喜十郎を心配して発言するが、上手く寺田に言いくるめられてしまう。
病院に戻った靖子は、自分のパソコンに謎のメッセージが来ていることを知った。 そこには“HARUKO”と連呼されてあった。 そして病院中のパソコンに広がっていた。 そしてさらに“助けて”というメッセージも現れた。
そして再びセンターに喜十郎を救出に仲間と行く靖子だった・・・
この後喜十郎はどうなるのか?
前にも見たと思っていましたが、覚えがありません。 大友作品らしい展開ですが、オチもしっかりしてあり、さらに厚生労働省の背後にある勢力などがリアルで面白かった。
もちろん近未来SFですが、もう近未来ではなく、ベッドの異常の部分以外は現実に実現できるレベルにある作品だと感じましたね。
大友作品、新作が見たいですね。
モニターに選ばれた喜十郎
しかし機械の暴走が始まり驚く寺田
それを追う靖子
暴走の果て異形の姿に合体するマシーン
そして・・・