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タイガー~伝説のスパイ~

2012年作品、カビール・カーン監督、サルマーン・カーン主演。
 
この60年で、インドとパキスタンは4回の戦争をしている。 更に両国の情報機関は、今も戦闘を繰り広げている、見えないところで。
パキスタンの情報機関はISI、一方インドはRAW、イラク北部のザホで、ラビンドルという男がいた。 しかし人ごみの中で誰かを見つけると彼は大急ぎで逃げだした。そしてアジトにいることを仲間に告げ、なんとか駆け込むと、もうその男はそこにいた。
男の名は“タイガー”(サルマーン・カーン)、実は敵のISIに寝返った男を始末しに来た、凄腕のRAWの諜報員だった。 どうして寝返ったのかをラビンドルに聞くと、それは金だった。 RAWの何倍もの金に目がくらんだのであった。 ISIの連中が来る寸前、タイガーはラビンドルを始末し、そして激しい戦闘の末大勢のISIの追手をかわし、彼は祖国に脱出した。
自宅に戻った彼は、周りの住人からは、やっぱり謎の人物だった。 誰一人彼の職業を知らなかった。 もちろん彼も明かすことはできないのだ。
上司のシェノイ(ギリーシュ・カルナド)に、今回の報告をするタイガーだが、彼は独身。 その夜、シェノイに食事に招かれる。 そしてどうして結婚しないのか? と聞かれるが、そういうシェノイも独身だった。 いずれは考えますと言うだけのタイガーだった。
次の日、早くも別の任務が下った。
インドにあってパキスタンに無い物、それはミサイル技術。 インドはパキスタンのミサイルを迎撃できる。 しかしその開発者のアヌワル教授は変わり者で、インドを離れアイルランドの大学に行ってしまった。 そして彼にある噂が立った。 彼が情報を流しているという物だった。 それもパキスタン側に。
今回の任務はその教授を見張れという物だった。 しかし手は出さな いこと、そういう任務だった。
早速現地に飛ぶタイガーだが、さすがに変わり者の教授は、彼を寄せ付けない。待っていてもなかなか現れないし、はぐらかされてしまう。 とにかくまったく近づかせてくれないのだった。
しかし、彼が犬の散歩に行ったとき、彼のアパートに入ってみた。 そこにはなんと、ゾヤ(カトリーナ・カイフ)という美女がいた。 そう、彼女は大学生で、教授の家政婦として雇われているのだった。 そしてタイガーは彼女に近づくことにした。
そして何とか彼女と顔見知りになり、教授と会うことができた。 彼のここでの名前はマニーシュ・チャンドラ、職業は作家ということにしてある。
しかしタイガーは彼女にだんだん惹かれていった。 そして彼女と食事の約束をするが、その合間に同僚のゴーピー(ランビール・ショウリー)と密に連絡を取りながら、夜の食事を終え帰ってくると、彼の部屋には侵入者がいて、いきなり襲われた。 彼は監視されているのだった。
やはりISIの影がちらつき始めた。 果たして任務は予定通りいくのだろうか?…
 
始めから設定が、リアルですね。 昔は米ソの対立、最近はイスラエルパレスチナだったり、北朝鮮からみが多いですが、さすがボリウッド、インドとパキスタンの対立をスパイアクションに仕上げています。
舞台はアイルランドや、キューバ、なかなか体を張ったアクションの作品でした。
物語は、タイガーとゾヤを中心に流れて行きますが、ちょっと謎めいた存在のゾヤはいったいどういう女なのか? 前半のラストで明かされます。 まあ想像はつきますが。
そして二人はどうなっていくのか? これはいったん決着がついたかに見えてからもう一波乱ありますから、最後まで見逃せない作りになっています。 お得意のダンスシーンはちょっと抑えめで、アクションに重きを置いていました。
アクションボリウッドでした!
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インドのナンバー1スパイ“タイガー”
 
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まずは裏切り者の始末
 
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そこで知り合う美女
 
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彼女のはゾヤ
 
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ダンス!
 
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