ケンの運転で北島組組長（逗子とんぼ）のところへ行くと、沖縄の友好団体・中松組が敵対する阿南組と抗争しているので助けてほしいとの命令を受けた。 村川の存在が疎ましい幹部の高橋（矢島健一）の差し金だった。
高橋が気に入らない村川だったが、一応沖縄行きを了承する。 しかし気が収まらない村川は、キャバレーのトイレで高橋をボコボコにするのだった。
そして港へ行くと、金本がクレーンにつるされている。 制裁だった。 堅気なのにあくどく儲けている者への見せしめだった。 やくざ稼業に嫌気がさしている村川は沖縄に行くことで何かが変わると思っているかもしれなかった。 しかし沖縄も彼にとって安らぎの場所ではなかった…
93分というコンパクトな抗争劇ですね。 このあたりになると、もう北野組ともいえる俳優陣が固定化されてきています。
また名バイプレーヤーの渡辺哲もいいですね。 彼は沖縄で待っている友好団体のガイド役なんですが、怖い顔の割には腰が低く沖縄民謡を踊る姿が何とも滑稽でしたね。
マドンナ役で、国舞亜矢が出てきます。 ちょっと気怠い村川の沖縄での女となりますが、作品のイメージに合っていますね破滅的な最期は相変わらずの北野作品ですが、音のない南国の熱い抗争劇でした。
村川を頭にある指令が下った
沖縄に来て開放的
村川自身も
女も調達
しかし抗争が始まる
