2005年作品、北野武監督・主演。
壮絶なやくざ同士の打ち合いシーンが流れている雀荘、芸能界の大スターとして、日々忙しく過ごしているビートたけし(ビートたけし)。 芸能人として、そして世界に名だたる映画監督として、いわゆるセレブな彼はリッチな生活を送っている。
本物のヤクザが隣でマージャンをしている。 一度映画に出たいと言うと、オーディションを受けに来いと言うたけし。 駐車場でぶつかりそうになった車は美輪明宏の車だった。
一方、そんなたけしと外見がそっくりの北野(ビートたけし)は、しがないコンビニ店員。 中年の峠を越えても売れない役者として苦闘中で、色々な舞台や映画のオーディションを受けまくっているものの、受かったためしがない。
ある日オーディションを受けるため、ピエロの格好をしているときに、ビートたけしと初めて会った。 その日から北野の周りが変わっていくのだった・・・
北野作品は、この作品と、次の 「監督・ばんざい!」 がちょっと幻想的なんですね。
前作が座頭市だったので、ちょっとギャップが激しいですね。 一応二役なんですが、髪の色で判断する感じの役どころとなっていきます。
頭の世界なのか現実なのかがだんだんかい離していき、そして最後は元に戻るように、オープニングに収束していく、幻想的というか夢オチというか、何とも分からない作品ですね。
でもそれを踏まえて、最近のアウトレイジで弾ける北野作品となっていくと思うしかないですね。
北野監督も、健さんから大きな影響を受けた監督、ですね。役者としてという方がいいのかもしれませんが、「あなたへ」でも二人の絡みのシーンがありました。
北野監督も悲しんでいることでしょう。
お付きの女性と
撮影のワンシーンのような
運転手