武闘派ヤクザの山本(ビート・たけし)は、その血の気の多さ故に組からも煙たがられていた。 そして、抗争の果てに日本での居場所をなくしてしまうのだった。
彼は留学したまま消息が絶えてしまった弟・ケン(真木蔵人)のいるロスへ向かった。
さっそく観光客を騙そうと近寄って来た黒人(オマー・エップス)に一発かます山本、黒人の男は目のところに割れたビンを刺され、叩きのめされる。 相手が悪かった。
ところが、やっと捜し当てた弟は、仲間のデニーらとジャンキー相手のドラッグ売人に成り下がっていた。 デニーはさっきの黒人だったが、デニーが俺と会っただろうと言うが彼は恍けるのだった。 アジア人はみんな一緒に見えると周りに言われる。
しかしほどなく、ドラッグ・トレードのトラブルにケンも山本も巻き込まれていく。
そんな彼らを持ち前の度胸と無謀さで救う山本。 そしてそれを機に、彼は自分の組を組織し、マフィア相手に実力でのし上がっていくのだった。
だが、そんな日々も長くは続かなかった。 やがて巨大なイタリ アンマフィアとの抗争となっていくのだった…
舞台はロサンゼルス、日本を半ば追われた一匹狼のはずのはぐれヤクザの山本が、訪ねた先の弟が、結局自分と似たようなことをやっているんですね。 そしてやんちゃで半端なことをしているんで、虎の尻尾を踏んでしまい、どんどん炎が燃え広がっていくお話です。
英語が実はだいたいわかる山本、最後の壮絶シーンはあえて映さず、デニーの泣きのシーンを入れるところがなかなか粋な作品でした。
日本を追われた山本
弟のいるロスに
そしてロスで目立ってきてしまう
そして日本からも山本を追って
しかし山本のために